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不登校と絵画展

最近、不登校の会をできないかと思っています。来づらいという人ほど来て欲しいけど、何ができるのか、どうしたらいいのかわかりません。もしよかったらDMくださいませ。

作品は象徴的なものであって、根っこにあるのは言葉にならない言葉なんじゃないかと思います。それは、学校の外にたくさんある気がしてます。夜のギャラリーと言って展示をすることに決めたけど、自分の言葉を探すのに当日の明け方までかかりました。

絵は、以下の文章と共に、31日までの水曜日と土曜日に展示をしています。時間は、18:00-22:00です。(僕はテンション低めに奥にいるので、気分が乗らなければ作品だけ見て挨拶しないでお帰りいただいくのも歓迎です。)

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夜のギャラリー
宮内博史絵画展
「カゲロウ」


こんばんは、ロクの家の宮内です。自分で作った場所で、自分の展示をするのが恥ずかしいです。サボ展、ひなきち個展では、一歩を踏み出す力強さを見せて貰いました。彼女たちは限られた情報と材料で作品を生み出し、堂々と発表しました。恥ずかしがっている自分が余計に恥ずかしいくらいです。

展示コンセプトなるものを書こうかと思いましたが、うまいこと書けませんでした。美術の専門用語なんて、銚子では大して役にも立たないのだと思ったからです。歴史はあるはずなのに博物館も美術館もなく、この町で生きている実感と歴史や美術は繋がっていない。だけど、街に漂う海の詩は銚子の人が最も深く知っている。それは問題であり、可能性かもしれません。

とても嬉しいことに、ロクの家には子供育て中のご家族がよく来てくれます。僕は、新しい若い命は僕よりも進化している存在だと思っています。子供を育てることって本当にものすごいことだと思っているので、ご自分を猫をぐしゃぐしゃに撫でるくらいに褒めていただきたい。それなのに、この世にやってきてくれた尊い命が育つのは、若者の自殺率世界一のこの国です。いいですか、お子さんやお孫さんの自殺の危険性が世界一なんですよ。考えたくないだろうし、暗い話をしてたら余計暗くなる、明るい話題に切り替えよう!と言いたくなるかもしれませんが、それだけじゃ間に合わないからこうなってるんだと思います。絶望的な気分にさせたいのではなくて、精神的に躓いた時のために受け身を取れるほうが良いんじゃない?と言っています。

もしも今、子供の不登校や親の鬱があったとしても恥ずかしがることではないです。僕自身、鬱でADHDで不眠です。面倒臭い性質だけど恥ずかしくはないです。同性愛者でもポリアモリーでも、太っていても頭が悪くても、お金や仕事がなくたって死なないで欲しい。せめてロクの家には、堂々と来ていただけるようにならないかなと、少しずつ考えています。人と話したくなければ黙っててもいいです。僕は素人なのでプロのサポートはできないけれど、ただ場所はあります。これはボランティアでも何でもなくて、ただ僕が街の中の声にならない声に触れたいんです。本を読むように、街の空気を読みたいです。僕はそれをおぼろげな形として絵にできないかと考えています。これは完全に個人的な研究ですが、地域の将来の行き詰まりや可能性を共有できるかもしれません。

なーんて、考えすぎかもしれませんね。そんな風に、あると思ったら消えてゆくようなイメージを固めて、絵というモノができあがります。こんなことに意味なんてあるのかと毎日考えますが、形が残っているものなので発表させて頂きます。多くの人には全く退屈かもしれない。だけど、もしも何か引っかかったならば、この夜だけでも平穏に過ごされることを願ってやみません。


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