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「まじめ」であることに関して

「まじめ」…

「まじめ」であることって、素敵なことだし、美徳だよね。疑いようもなく。

私がベトナムに行って、本当にパワフルな人たちに会って、「まじめ」であることに対して考え方が変わったな、と思った。

それまで「まじめ」って一生懸命勉強する、とかがんばって仕事する、目的を達成するためにひたすら努力する、っていうイメージだった。

だから私は学生のとき、まじめ=正義・良いこと、って思ってて、勉強を一生懸命して、受験の年とか、テスト前は友達から遊びに誘われても断りまくってた。お稽古も休んでたし。

けどベトナムで、仕事も遊びも全力な人たちと会って、私の学生の頃の時間の使い方、もったいなかったなーって今は思う。

ベトナムで会った友達はみんな仕事もバリバリするし、友達とも本当によく遊ぶ。

とある友達は、ほぼ毎日飲み会行って(営業職だし、狭い日本人コミュニティ内だと、相手に知ってもらってることが仕事につながったりするし)、

帰ってきて深夜2時からメール処理して寝る…みたいなことしてた。

性格もめちゃめちゃアツい子で、誰に対しても全力で向き合う。だから上司やベトナム人スタッフと言い合いになった、って話もよく聞いたけど、その分、スタッフの実家に呼んでもらったり結婚式に呼んでもらった、っていう話もたくさん話してた。

あともう一人。

私がベトナムで勤めてた会社でインターンに来てくれた子。

すごく優秀なのはもちろんだけど、本当にすごいって思ったのは、社長に対してもベトナム人スタッフに対しても、本当にいろいろ意見する。

なにかあるとさっとコミュニケーションとるから仕事も早い子で、パッと仕事終わらせて、よく飲みに行ったりした。

本当に本当にすごい子。

その子のインターン中の働きぶりとか、ベトナムの楽しみ方を見て、

長時間、真面目に仕事をすることよりも、仕事でははっきり主張して物事進めて、その後は思いっきり遊ぶのって、かっこいい!って思った。

だから学生の時の私は、一日10時間勉強して「私、まじめにがんばってる!」って思ってたけど、それは、ちょっとでも遊んだり、別のことをして時間を使っちゃったら、自分ができなかった分、挽回するのが嫌なだけだったんだな、と思った。

遅くまで勉強して眠いけど、明日早起きして勉強するのはもっと嫌だから、いつもと同じ時間までひたすら勉強する…みたいな。

それって考えようによっては怠惰な選択かもしれない…。

例えば18時から夜ご飯に誘われたとして、前の私だったらいつも19時まで仕事してるし、明日はプレゼンがある。いつも通りの19時までプレゼン準備をしているほうが、明日もしプレゼンで良い結果がでなくても自分を責めなくていいし…

毎日遅くまでがんばるほうが将来的に報われるかもしれない。

って思ってたけど、今の私は、19時までにバーっと終わらせて、友達に会いに行くほうがいいな、と思う。(状況によるけど)

日々の仕事を真面目にがんばって、たまの休みに高級なホテルに宿泊したり、高級レストランに行ってご褒美的な消費をすることで仕事の疲れを癒やすのも1つの手段だと思うけど、私は、仕事もがんばるけど遊びもがんばりたいなーと思う。

写真はフーコック島のホステル。