ガレリア

歩き始めた 道の向こうに
今もそびえ立つ

背の高い屋根 柱もすべて
変わらずここにある

長い年月 重ねていつか
形を成すように

いま踏みしめた 地面もいつか
礎と変わる

理想掲げて 歩いたあの日
ふと思い返して

明日を描けない
そんな日もあるよ

目を瞑れば
浮かぶその場所を

振り返れば
また歩けるよ

この長い 街道の元すら

映り変わる 四季のように
価値観は変わって

話す言葉や語る思想も
日々 また変わる

それでも人は 歩いていくの
色あせた柱に

積み重ねていた 時の流れを
感じたりしながら

Ah 回顧の 日々に残る
重ねた記憶は まだここに

苦楽を噛みしめて 人は生きている
その傍ら 言葉つむぐの

答え探し 求める誰かへ
届けたい 明日の一歩になれば

理屈に縛られて 踏みとどまってしまう
暗い気持ちに なる日もあるけど

希望見つけた 道の途中を
踏みしめて 遠い空を仰ぐよ

この空に―

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