見出し画像

難聴児が生まれてから診断が下るまで

ムスメは先天性の重度難聴です
それがわかるまでうちの場合は3ヶ月要しました


産後3日目

新生児聴覚スクリーニングで反応がなかったことを告げられました
「胎脂が詰まってるのかも、よくあること」と助産師さんは言いました

退院直前・2週間健診

やはり反応はありませんでした
新生児聴覚スクリーニングリファー(要再検査)と母子手帳に記入されました

1ヶ月健診

産院での1ヶ月健診で、大学病院への紹介状を受け取りました

大学病院で初診

たくさん患者さんがいる大学病院
機嫌をなんとかとりながら順番を待ち
やっと入った診察室で
医師はムスメの耳元で鈴を鳴らしました

(そんなことは家で何度もやった、こんなために長時間待ったのか、とやや苛立ちを感じました)

その日に
精密検査の予約をいれました
1ヶ月先でした


精密検査・検査結果

精密検査をしてまた1ヶ月後に結果説明

生後3ヶ月で重度難聴と診断されました

診断がおりたら
補聴器等の補装具・障害者手帳・福祉の手続きなど
事務手続きに忙殺されるわけですが

新生児聴覚スクリーニング検査から精密検査までの期間をもっともっと短縮し
難聴の程度を早期に検出すること

これにより
早期の補聴器装用を実現し、難聴児の言語獲得の可能性が広がると信じます



また、
新生児聴覚スクリーニングがリファーになってから難聴の診断が下るまでの間に

たとえば
・親のメンタルサポート
・聴力や医療的なこと
・子どもとの関わりなど言語や教育的なこと
・先々の進路や親の就労など家庭のこと

こういった専門的なことを
相談する人や施設はなかなかありません

リファーを告げられた親は自力で情報を得ないといけないのです

これは
日本の改善しないといけないところだと思います

でないと、
ワタシのように
産後の不安定なメンタルで
スマホで検索する手を止められず
元々ほとんど無い睡眠時間をスマホ検索に費やしてしまい
結果的に、産後うつに陥ってしまいます

母親を守るために
可能性あふれる難聴児を育てるために
新生児聴覚スクリーニング検査後すぐに専門家が早期介入することを望みます

もしこの記事を見ている産後間もないお母様がおられましたら、
どうかしっかり休んでください

子どもは難聴であったとしても
とても元気でおしゃべりで育っていきます

成長の時々で
困ることもあるかもしれません
それでも、
大きくなるに従って、サポートメンバー(親・祖父母・幼稚園の先生など)が増えていき、各々の知識も増えるので
心強さも増していきます
おそれないでください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?