見出し画像

うさぎがソアホックになった時の対処方法

うさぎのソアホックとは、うさぎの足裏にできる皮膚炎のことです。多くの場合は後ろ足にできます。

ソアホックになる原因には遺伝や飼育環境など様々な理由があるとされていますが、ここでは説明を割愛します。

我が家には3羽のうさぎがおり、そのうちライオンラビットの2羽がソアホックになりました。

同じようなうさぎさんのためにも、効果的だった対処法を記しておきます。

ソアホックをみつけたら

まず、うさぎさんが痛がっているかどうかどの程度の段階まで進んでいるかを確認してください。

血が出ている場合は細菌感染を防ぐために病院へ連れて行ってあげましょう。

ケージの隅っこから動かない、しきりに足を舐めているなどの場合は痛みを我慢している可能性が高いです。うさぎさんのストレスになりますので、この場合は特に急いで病院にかかることをお勧めします。

ソアホックには段階があります。毛が薄くなり、表面が赤くなったのち、腫れがひどくなって破れて出血がおきます。重症化すると骨にまで達することがあるので、早期発見と対処が大切です。

なお、我が家のソアホック発見は以下のパターンでした。

1羽目:抱っこをしたときにふと足の裏が赤いことに気が付いた。様子を見ると少し痛がっている。

2羽目:ケージ内に血が付着しており、うさぎの足の裏にかさぶたができていることに気が付いた。まったく痛がっている様子なし。

どちらも病院にて「リンデロン」というクリームを処方され、かさぶた化している箇所にだけ塗り込むもので、皮膚を薄くするため長期使用は不可と説明されました。

2羽目は念のためにと抗生剤の薬も3日程度飲みました。

(飲み薬はめちゃくちゃ嫌がるため苦労しました…)


ケージにバスマットを敷く

画像1

病院の先生から「布をかじらないうさぎさんであればバスマットを敷くとよい」と指導を受けたため、マイクロファイバーのふわふわバスマットを導入しました。「SUSUマット」という商品名もあるようです。

似たような商品がたくさんありますが、上記画像の「Latuna バスマット 速乾 大判 マイクロファイバー タオル地 抗菌 (ライトグレー, 50x80cm)」が大きさのわりに価格が手頃でコストパフォーマンスがよいと感じました。

我が家で実際に使っているのが上記の画像のバスマットで、ケージの床にあわせてハサミでカットしています。

バスマットは非常に効果が高く、一ヶ月敷いているだけでうさぎの足の裏に産毛が生えてきてみるみる改善しました。多少であればおしっこも吸水してくれるので、足の裏がべちょべちょになることもありません。

難点はケージの掃除がしにくくなること(フンがもこもこの間に挟まるため、何度も振る必要がある)、洗濯の手間があること、布をかじる・掘るうさぎさんには向かないことです。

うさぎ専用グッズで揃えたい方には、SANKOから「うさぎの足裏清潔マット」ミニアニマンから 「ウサギのマットでほりほり」などが出ていました。

「ウサギのマットでほりほり」は毛足が短いため、うさぎさんにとっても違和感が少ないのではないかと思います。我が家にも似たマットを導入していますが、充分に足裏の負担軽減ができているのでおすすめです。


マットをかじってしまう場合

吸水マットは効果甚大なのですが、床に何かを敷かれることが嫌いなうさぎさんもいます。我が家の3羽のうち1羽(ソアホックになっていない)はそのタイプで、何かを敷かれると全力で端っこに寄せてしまう、かじってしまう性格です。

タイルカーペットは小屋にぴったり貼り付けられるため、隙間なくうめればうさぎがかじりにくいです。また、端っこに寄せることもできないのでうさぎにとっても諦めがつくようです。

ただしタイルカーペットは毛足が短く薄いため、効果が下がることが予想されます。

わらっこ倶楽部の「うさぎの座ぶとん」はかじっても安心な素材なので、組み合わせて使用するのもおすすめです。(我が家ではうさぎの座ぶとんを導入するとトイレにされるため、使用していません)

ソアホックは感染症を起こしたりよほど重症化しない限り命に影響することはないため、誤飲の元となるような対処はせず気長に治療していくという方法も手であると思います。

ケージ内を清潔に保ち、爪を切る・ケージの隅に座ぶとんを設置して足を休められる場所を増やすなど、うさぎさんの性格にあわせて調整してあげてみてください。


まとめ

・うさぎが痛みを抱えている場合や、血が出ている場合は病院へ連れて行く

・ケージ内にバスマットを敷く

この二つをおこなえば、我が家のうさぎたちは一ヶ月で足裏に毛が生えてきてソアホックが改善しました。

私はうさぎのソアホックを発見したとき「こんなに赤くなる(血が出る)まで気がつかなかったなんて飼い主失格だ」と非常に落ち込み、必死に対応方法を考えました。

しかし、老化でじっとしていることが増えてソアホックになってしまう、ソアホックになりやすい品種だった、などの様々な原因があります。

ソアホックは少しの工夫で改善します。

あまり気に病まず、うさぎさんのための快適な環境を作ることができたら一番だと思っています。この記事がお役に立てれば幸いです。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?