最近読んだ本たち。

こんにちは。Miaです(^O^)
今日は最近私が読んだ本たちを紹介します。

①イクサガミ 天

 明治11年。深夜の京都、天龍寺。
「武技ニ優レタル者」に「金十万円ヲ得ル機会」を与えるとの怪文書によって、腕に覚えがある292人が集められた。

告げられたのは、〈こどく〉という名の「遊び」の開始と、七つの奇妙な掟。点数を集めながら、東海道を辿って東京を目指せという。各自に配られた木札は、1枚につき1点を意味する。点数を稼ぐ手段は、ただ一つ――。

「奪い合うのです! その手段は問いません!」

剣客・嵯峨愁二郎は、命懸けの戦いに巻き込まれた12歳の少女・双葉を守りながら道を進むも、強敵たちが立ちはだかる――。

twitterですごく話題になっていたので、読んでみました。
明治時代という時代が好きなのと、設定のおもしろさに読んですぐに
引き込まれました。敵と戦って木札を奪い、点数を稼いで関門を通過する
という一見シンプルな戦いに思えるけれど、強敵を探る情報戦や、
同盟を組んだり、どの地点で木札をどれくらい集めておくかなどの
頭脳戦・心理戦がとてもおもしろく、最後までどうなるんだろうと
ハラハラドキドキしました。全三部作なのですが、
この巻のラストは衝撃的で早く二巻が読みたい…
二巻は最近発売されたばかりなのですが、早く読まなきゃ!
この本がきっかけで、漫画「アサギロ」も読み始めました。
幕末の剣豪の話おもしろい。

②いけない

騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。

第1章「弓投げの崖を見てはいけない」
自殺の名所付近のトンネルで起きた交通事故が、殺人の連鎖を招く。
第2章「その話を聞かせてはいけない」
友達のいない少年が目撃した殺人現場は本物か? 偽物か?
第3章「絵の謎に気づいてはいけない」
宗教団体の幹部女性が死体で発見された。先輩刑事は後輩を導き捜査を進めるが。

どの章にも、最後の1ページを捲ると物語ががらりと変貌するトリックが……! ラストページの後に再読すると物語に隠された〝本当の真相〟が浮かび上がる超絶技巧。

さらに終章「街の平和を信じてはいけない」を読み終えると、これまでの物語すべてがが絡み合い、さらなる〝真実〟に辿り着く大仕掛けが待ち受ける。「ここ分かった!?」と読み終えたら感想戦したくなること必至の、体験型ミステリー小説。

出典:アマゾン

半年くらいずーーっと読みたいと思っていたのに怖くて読めなかった本。
(※ホラーではないし、実際は怖くなかったです。)
一人で読むのが怖くて実家へ帰るタイミングで読みました(笑)
私はどんでん返し系ミステリーが大好きなのですが、これも漏れなく好きでした。1章ごとに最後のページに絵があり、それを見ると隠された真実が
判明するという仕掛けなのですが、私は正直ネタバレを読むまで
理解していなかった部分もありました。2度読み必須の本です。
こちらも「いけない2」があるのでぜひ読みたい。

③方舟

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?

大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。

そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。

タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。

出典:アマゾン

どんでん返し・クローズドサークル好きの方には超絶一押しの本です。
2023年本屋大賞にノミネートされており、「方舟」ともう一つ、
「爆弾」はよく本屋でも並んで販売されているのを見ましたが、
私は方舟推しです!謎の地下建築に閉じ込められ、助かるには絶対に
一人を犠牲にしなければならない。もしそんな状況に自分が陥ったら
どういう選択をするだろう… 特に印象的だったのは、ひょんなことから一緒に閉じ込められた三人家族の両親が、自分たちには子供がいるから助けてほしいと懇願するシーンです。「子供がいるから…」という理由で犠牲になるのを免除されるのであれば、「家族がだれもいない、だれからも心配されない人の命は軽いのか」と疑問を持つ人もおり、独身子なしの私は共感で心が苦しくなりました。そして何と言っても驚愕のラスト… こちらも2度読みたくなる本です。

まだまだ紹介したい本があるのですが、今日のところはここらへんで。
これからもゆるりと好きな本を語っていきたいと思います。
それではまた(^^)/


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