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新聞について考えようとしたら行き着いた映画

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けという映画を見ました。

なぜこの映画を観ようと思ったのか。
新聞社の報道について検索していたらこの映画に辿り着き、アマゾンプライムビデオにあったので簡単だったため、すぐに観ました。

新聞社について考えようと思ったきっかけは都知事選のテレビ報道でした。候補の取り上げ方が偏っていると、私がフォローしているX界隈で取り沙汰されていたことがきっかけでした。
都知事選は、57人も候補者がいらっしゃいましたが、政見放送を除き、テレビで取り上げられていた候補は4人だけでした。結果、4人の候補が獲得票数の1位〜4位でした。
その4人が有力であったからテレビに取り上げられたのか、取り上げられたから各得票数が多かったのか、どちらなのか誰も証明できないと思います。

でも、こんな思いが湧き上がってきます。

大手報道機関が、その組織の都合のよい4人に焦点を当てたのではないか。焦点を当てた理由はおそらく、スポンサーや、政権与党や既成政党の都合の良い候補だったからではないか。

どうすればスポンサーや為政者の都合のいいことではなく、私たちのためになる報道機関をもつことができるのだろう?

ところで、新聞はどうだったのだろう?

地域の新聞がないと、地域住民は不都合な真実を知ることができなくなるので、相当まずいことが起ったとしても、そのまずいことを受け入れるしかなくなる。だから新聞は購読し守る必要がある。
というようなことを、池上彰さんがどこかで書いていらして、納得はしたものの、私は新聞を購読はできていないです。なので・・・

私たちのための報道機関がなくても、本当は文句言えないなぁ。
だって、私たちのための報道機関が経済的に成り立つように支えなかったのだから・・・
もう手遅れなのかなとか、色々検索していたら出てきた映画の名前が

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け

でした。

内容は、ニューヨークタイムズの女性記者2人が主人公の実話でした。
アカデミー作品賞も受賞した「恋に落ちたシェークスピア」とか「グットウィル・ハンティング」のプロデューサーの何十年もの間、闇に葬られていた性暴力を、報道するまでの道のりの話でした。

実話なので、終わりはうまくいくことがわかっているので安心して観ていられました。でも、現実は記者の方々には映画で描写されていることでは足りないほどの苦痛や苦労があったのだろうなと思いました。

この報道がきっかけで#MeToo運動が始まったこと、名作映画のプロデューサーからの性被害であったこと、この映画プロデューサーは禁固刑になってしまっていることを全く知らなかったので、勉強になりました。

報道機関、大事です。どうやって私たちのために働く報道機関を持つことができるのか?の答えが、この映画にないことだけは確かです。

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