⑫税金

youtubeの「ふくしままさゆき」さんの動画の概要欄にある演習問題です。
勉強するために、毎回Yutubeを開くのが大変なので、こちらに書き出してます。

⑫税金


演習問題

Q1:税抜価格100円の商品を現金で仕入れた。消費税率を10%とした場合の税抜経理方式での仕訳は?



A1:
仕入100 / 現金110
仮払消費税10



Q2:税抜価格の売価200万円(仕入値は税抜50万円)の商品を掛けで販売した。
消費税率を10%とした場合の税抜経理方式での仕訳は?




A2:
売掛金2,200,000 / 売上 2,000,000
         仮受消費税200,000
三分法ですので仕入値は仕訳に関係ありません。




Q3:決算になった。決算整理前試算表上の「仮払消費税」の残高は500万円、「仮受消費税」の残高は600万円であった。決算整理仕訳は?




A3:
仮受消費税6,000,000 / 仮払消費税5,000,000
           未払消費税1,000,000
多くの場合「仕入<売上」なので、「仮払消費税<仮受消費税」となります。
しかし販売不振に陥ると逆転しますし、また業態上「仮払消費税>仮受消費税」となるのが通常のこともあります(リース会社など)。
この場合には消費税の還付となります。




Q4:×5年3月31日が終了し、決算となった。決算作業の結果、法人税等を算出する前の「損益」勘定残高は100万円であった。法人税等の税率を40%とする場合の法人税等の仕訳は?
なお当期には中間納付は行っていない。




A4:
法人税等400,000 / 未払法人税等400,000
よって「繰越利益剰余金」へ振り替える損益金額は600,000円です。




Q5:×5年5月20日、Q4で算出した法人税等を小切手を振出して納付した。仕訳は?




A5:
未払法人税等400,000 / 当座預金400,000




Q6:(Q4およびQ5の続き)×5年11月20日、小切手を振出して中間納付をした。仕訳は?




A6:
仮払法人税等200,000 / 当座預金200,000




Q7:(Q4、Q5、Q6の続き)×6年3月31日が終了し決算となった。決算作業の結果、税引前の「損益」勘定残高は200万円となった。法人税等の税率を40%とする場合の法人税等の仕訳は?




A7:
法人税等800,000 / 仮払法人税等200,000
         未払法人税等600,000




Q8:本決算で税引前当期純利益は100万円と算出された。なお、中間納付で30万円の納付済みである。法人税等の税率を40%とする。仕訳は?




A8:
法人税等400,000 / 仮払法人税等300,000
         未払法人税等100,000




Q9:(単位:万円)
決算になった。当期の収益は「売上」161のみであり、費用は「仕入」50および「給料」20のみであった。
期末売掛金残高は200であり、来期2%の貸倒を見込んでいる。なお「貸倒引当金」残高は3である。
「仮払消費税」残高は6、「仮受消費税」残高は16、
期首商品棚卸高は20、期末商品棚卸高は30、
法人税等の税率を40%とする。中間納付はなかった。
このとき「繰越利益剰余金」はいくら増減するか?




A9:
60万円増加
(以下、単位を万円として仕訳)
貸倒引当金繰入1 / 貸倒引当金1
仮受消費税16 / 仮払消費税6
       未払消費税10
仕入20 / 繰越商品20
繰越商品30 / 仕入30
売上161 / 損益161
損益 61/ 仕入 40
     給料 20
貸倒引当金繰入1
よって「損益」の残高は100。よって
法人税等40 / 未払法人税等40
なので、残り60(万円)だけ「繰越利益剰余金」が増加。
(このとおり、消費税の仕訳は損益計算には関係しません)


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