演習問題(⑤手形・電子記録債権)

youtubeの「ふくしままさゆき」さんの動画の概要欄にある演習問題です。
勉強するために、毎回youtubeを開くのが大変なので、こちらに書き出してます。

⑤手形・電子記録債権

演習問題


Q1:
手形には「受取手形」と「支払手形」の2種類がある。正しい?



A1:
×
手形現物はあくまでも「約束手形」と「為替手形」の2種類です。
「支払手形」とは手形代金を支払う義務を表す勘定科目ですし、「受取手形」は手形代金を受け取れる権利を表す勘定科目です。
「受取手形」も「支払手形」も勘定科目であって手形の名前ではありません。
「支払手形」ではなく「手形支払義務」みたいな勘定科目にすればわかりやすいのに、、、
ちなみに令和元年よりも前は、手形といえば「手形の裏書」と「手形の割引」という一番重要な論点があったのですが、令和元年の学習内容の大改定により2級以降で学習することになりました。
もっというと、平成28年よりも前は、為替手形も3級で学習しました。つまり3級で「為替手形」も学習するうえに「手形の裏書」「手形の割引」も学習していたので、初学者にはとてもとても負担でした。そのため現状の3級ではとても簡単なものとなりました。


Q2:
次の①~③の連続した取引についてA社側の仕訳は?
①A社は、B社から商品7,000円を仕入れた。代金は手形(期日は90日後)を振り出してB社に渡した。
②B社は手形を銀行に預けた。
③手形の決済期日になり無事決済となり、B社の当座預金口座に手形代金が入金された。



A2:
①仕入7,000 / 支払手形7,000
②仕訳なし
③支払手形7,000 / 当座預金7,000



Q3:
次の①~③の連続した取引についてB社側の仕訳は?
①A社は、B社から商品7,000円を仕入れた。代金は手形(期日は90日後)を振り出してB社に渡した。
②B社は手形を銀行に預けた。
③手形の決済期日になり無事決済となり、B社の当座預金口座に手形代金が入金された。



A3:
①受取手形7,000 / 売上7,000
②仕訳なし
③当座預金7,000 / 受取手形7,000



Q4:
日比谷商店は内幸町商店から商品7,000円を仕入れた。代金は手形(期日は90日後)を振り出して内幸町商店に渡した。
なお日比谷商店負担の引取運賃300円は日比谷商店が現金で支払った。日比谷商店側の仕訳は?




A4:
仕入7,300 / 支払手形7,000
     現金 300



Q5:
諏訪商店が山口商店から現金1万円を借りて、その借用の証拠として手形を山口商店に渡した。諏訪商店側の仕訳は?




A5:
現金10,000 / 手形借入金10,000



Q6:
諏訪商店が山口商店から現金1万円を借りて、その借用の証拠として手形を山口商店に渡した。山口商店側の仕訳は?




A6:
手形貸付金10,000 / 現金10,000



Q7:
9月20日、A社はB社に対して、商品600円を掛けで販売した。
10月31日、B社はA社に対する買掛金について、電子債権記録機関に債務発生の記録を行った。
2月29日、当該電子記録債務の支払いが行われた(B社の当座預金からA社の当座預金に資金が振り替えられた)。
A社側の仕訳は?




A7:
9月20日 売掛金600 / 売上600
10月31日 電子記録債権600 / 売掛金600
2月29日 当座預金600 / 電子記録債権600


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