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詩集

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2024年1月の記事一覧

スズメのダンス【詩】

沢山のスズメが 屋根から地面へ 地面から屋根へ 楽譜の音符のように 流れてリズムよく飛ぶ 桜の木はまだ蕾は固い まだかな まだかな 春を待ちわびている

暗黒のダイヤモンド【詩】

暗黒の夜空に 無数のダイヤモンドが散らばり その星を手にすることはできない もし星が落下したとき ただの石ころだったと そっぽをむく 黒い空にしか輝けない星 黒い空に良く似合う輝き 暗黒のダイヤモンドは 闇夜に光輝く星

星影【詩】

悲しみを数えるのは 星を数えるように キリがないことだよと 星屑が教えてくれる 涙は夜まで隠しておく 泣くのは星が綺麗だから もう大丈夫だよと 数々の星影が微笑む

言葉のパズル【詩】

人にはいろんな感情がある 感情に名前をつけて 知らない言葉も 辞書に載ってる 私の感情も 言葉にできたら 言葉のパズルを組み立てて 人に伝わる言葉になる 言葉で生きている

いいかげん【詩】

真面目に働いたら損だ いいかげんに 力を抜くことが必要 時給は一緒なんだから 自分が疲れない程度に ほどほどに 力を入れ過ぎず いいかげんが 良い加減

鋼の心【詩】

残酷な世の中だから 柔らかい心だと 壊れてしまう 自分を守るために 固い心になっていく 運命を受け入れるために 自分自身生き残るために 鋼の心が必要だったんだ でも何か失った 何かを失ってでも必要だった 鋼の心が私を 守ってくれるから 心が傷つくのに 慣れて鈍感になっていく 鋼の心になったら 少し楽に生きれた

雨の日のドライブ【詩】

悲しいとき 私はドライブに誘う 会話することもなく ただ雨の音だけが響く ドライブしながら聞いた音楽は 私の嫌いな曲で 君の好きな曲だった 増々私たち合わないね ただ雨の音だけが響く 別れを誘って ただただ雨が降り注ぐ この雨がやんだら さようならしよう きっと君との明日はないから

罪な言葉【詩】

罪な言葉を 告白する 勇気はない 犯した罪を 何で償うの 何で罪滅ぼし すればいいの 愛はいつも 後ろめたい そして残酷だ だから君には言えない 言えるはずがない 「好き」 だなんて

心と呼吸【詩】

呼吸に集中して 空気を食べる 息を吸って吐いて お腹が膨らんで凹む 呼吸を整えたら 心も整うはず 心は息をする

鏡のジンクス【詩】

朝起きたら お気に入りの コンパクトミラーを 割ってしまう 新しく買った コンパクトミラーが 家に帰ったら 割れていた 立て続けに 鏡が割れる 不幸の身代わりに なってくれた そう信じたい

思いやりの嘘【詩】

あなたを思って 優しい噓をつく 私の押し付けで 傷つけないように だって この先も ずっと あなたと 手を繋いで 一緒に歩いて いきたいから

空色スニーカー【詩】

新しい水色のスニーカー 足元を身軽にして 心までゆるむ 地面を踏み込み 高く飛べる 空色のスニーカーなら きっと空も飛べる 不可能を可能にできるかな 身軽にしたら 気楽に生きれるはず さあいこうか

メランコリックに溺れたい【詩】

社交の場なんて カッコ悪い 賑やか過ぎて 嫌になる ノリが悪いと言われても ほっといてくれ 気怠い 浮かない 塞いだ青春 晴れ晴れしない 僕の空は365日 いつもグレー 憂鬱に浸りたい メランコリックに溺れたい 鬱陶しいのは世間か それとも僕か メランコリックに溺れさせてくれ そうしないとやってられない やってられないんだ

チェリーボーイ【詩】

チェリーボーイと 馬鹿にされても 傷つかないで 君の初心な心を その彼女は分かってない ブスと女が言われたら 一生傷つくように チェリーと言われたら 辛いものだよね でも大丈夫 君は初心で可愛いよ 自信を持つことが モテることにつながる いい男になって いつか見返してやれ