見出し画像

n年ぶりに読破した話

どうも、どうも水トやで。

ここ最近ポケカばっかしてるけど、普通に仕事もしてるやで。
今日は、前回までと違って真面目な話、それもえぐ真面目すぎる話しで風邪ひかないように気をつけるやで。内容がショッキングなので普通に閲覧注意や。ホラーとかスプラッターっていうことではなく、ただ憂鬱になるって意味の閲覧注意やで。戻るなら今やで。


ほな覚悟決まった人から読むやで。

読んだ本が下のやつ。本の中での表現は生々しくて辛い。


かなり衝撃的なニュースがあったのを覚えてますか。
↓ですね。

当時は、「9浪」「医学部受験失敗」「教育虐待」「遺体損壊、遺棄」「実母を娘が殺害」などといった強い言葉が並んでいた印象です。

教育系の課程を大学時代に学んでいた者として、ちゃんと知っておかないとなぁ、でも全然知らんなぁ。とずっと思っていました。言い訳にはなりますが、色々多忙だった為ですね。

そんな時、何の気なしに本屋さん行ってたらこの本のタイトルに目が止まりました。

「母という呪縛 娘という牢獄」

もしかして?と思い数ページ試し読みしてみると、すぐに例の事件の事だとわかりました。読むなら今しかないんかな、と思ってとりあえず買ってみました。積ん読大好きマン。

積ん読のプロ・水トですが、この本、内容はめっちゃ辛いんですが、ちゃんと向き合わなきゃと思える文章だったんです。なので、自然と読む手が止まらなくなってですね。初めての経験なのですが、1日で1冊の本を読み切りました。こんなにも集中して本を読み切れるなんて、全くなかったので、すごく新鮮でした。



さて、本を読んで思ったのですが、

①娘が、平気で嘘をつくことに母の怒りを買っている。(勿論、母の教育虐待により嘘をついて自己防衛しようとしてることは明らか。ただ、あまりに子供騙しで、すぐバレる嘘が多すぎる。)

②母も祖母(アメリカに住んでおり、歯科医の夫がいる。経済的に母と娘を支援している。)に対して、嘘をつく。理想的な家庭という「演出」を娘は強いられている。そして、自身はパートを辞めて監視しているだけなのに、よくもまぁ偉そうな態度を取れるんやな、と母に対して気持ち悪さを感じる。

③事件は、娘の自白と供述によって、全貌が明らかになっていった。一方で、「なぜ母が助産師にこだわっていたか」については、二度と明かされなくなってしまった。(おそらく、プライドなのだろうが、歯科医などの「精一杯の妥協」の道もあったはずでは?と思ってしまう。)


①について。
これは、もはや娘の性格なのか、はたまた母から身を守るため(大抵嘘がバレて余計に酷い事態になるのだが)なのか、どちらなのかはわかりません。ただ、1つ言えるのは異常だということです。

娘は母の殺害について、逮捕から第1審まで否認し続けていました。状況証拠(娘は「母が自殺した」と主張するが、不自然な点が多すぎる点。遺体をバラバラにするための道具などを事前に購入している点など。)の全てが殺害を示しているにも関わらず、主張を変えませんでした。

自分を守るために平気で嘘をつくのですが、結構思いつきで行動するところもあります。バスの回数券をコピーして偽造したことも。

第2審では、一転、殺害を認めます。罪を認めた理由は2つ。第1審の裁判長の判決文を読み返していると、こんなにも自分を理解してくれる人がいた、ということ。そして、父との面会で、受け入れてもらえるかもしれないと勇気が持てたこと。

この事件の最大のテーマってここだったのかな。誰かに理解してもらうこと。自分を認めてもらうこと、受け入れてもらうこと。それがどんなに尊いのか、ということ。

1歳にもなってない息子がいるんですが、なんだか胸のあたりが締め付けられるような気持ちになりました。子育てしていく上で、大切にしたい価値観だなと改めて思いました。

②についてはそのままです。でも、母なりにしんどいこともあったのかなとは思います。同情はできませんが。

③について。これ、気になりますね。でも、これが気になるって、自分が野次馬でしかないなって自己嫌悪してしまいますね。母がいない今、もう知る由もありません。
ところどころ、普通の親子になれたところもあるんですよ。大学入学後に旅行をしたり、普通に帰る時間をメッセージで送ったり。母も普通の親子でいたかったのかな。助産師にこだわったのって子供が好きからとかなのかな。本当の理由は知らなくていいかもしれません。

色々書かないといけないことはあると思うのですが、一旦ここまで。思い出したらしれっと編集してると思います。温度差で風邪ひかないように。
ほなまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?