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【未定事件簿】1周年記念PV文字起こし+彼らのパーソナリティについて

祝・未定事件簿1周年!(国際版)

 記念PVは台詞回し、音楽、映像すべてがあまりに美しく感動的でした。せっかくなので、彼らの言葉を文字に起こしておきます。
 ※4人が3回に分けて話しますが、ここではキャラクターごとに並べています。


水無瀬夏彦

ずっと前からお前に伝えたかった、大切な話があるんだ。
こうして再会し、2人でまた真夏を迎えることができた。
だからオレは決めたんだ、ここでそれを告げるってな。

オレは今、目の前にある全てのものを大切にしたい。
どんな返事が待っていたとしても、お前に伝えたいことはただ1つ。
オレの夢の中で一番大切なのは、お前と愛し合う未来を迎えることだ。

もう逃げたりはしない。
短かろうと、長かろうと。
悔いのないように、残された時間を精一杯、お前と過ごすと約束するよ。


森月黎

初めて会った時、2人で音楽の「永遠」について話したよね。
時が経った今、もしあなたが望むなら、もう1曲の"永遠"を奏でてあげるよ。

人の魂は生まれながらにして欠けていて、
最愛の人に邂逅して初めて、完全なものになると言われてる。
この話は、嘘じゃなかったみたいだね。

これからは、僕の心をあなたに預けることにするよ。
どうか、大切にしてほしい。


和泉景

俺にぶつかって、心の窓を開けてった人がいるんだよね。
おかげで毎日、暖かい日差しを浴びて過ごすことができた。
ねぇ、お姉さん。あれからちょうど1年。
そろそろ責任を取ってほしいんだけど?

驚きだよね、この俺がここまで苦しむなんてさ。
でも安心して、俺はKingだから。
Kingの世界では、全ての幸せと喜びを、アンタに捧げる決まりがあるんだ。

朝日や満月。四季折々の自然。
アンタの目に映った全ての景色を描いてあげるよ。
そして、その絵の一つ一つに、アンタが居てほしいんだ。


左京静真

レールから外れる度に、自分の限界を超える度に。
私の側にはいつも1人の姿があった。
もはやこの人は、私の人生においてかけがえのない存在なんだ。

周りの喧騒などどうでもよくなる程に、
君だけが、私の信じたい運命なんだ。
骰(さいころ)に秘めた小豆の如し。恋焦がれられるのは見ず知らず。

世間で言うところの成功に私は関心がない。
君の心を掴んでこそ、真の成功者と言えるだろう。


私見

 ※以下個人の見解です。

 個人的に、森月先生がここで大事な台詞を落としていったと思います。
 「人の魂は生まれながらにして欠けていて、最愛の人に邂逅して初めて、完全なものになると言われてる。」
 精神科医らしからぬ(?)"魂"という表現があるものの、彼が言う通り、人間は誰しも特定の相手(特に養育者)との充分な愛着形成が必要です。
 それが子供にとって絶対安心の安全基地になり、その有無によってその後の生き方が決まってしまいます。

 詳しい説明はここでは省きますが、安全基地のない人は、不安、悲しみ、孤独、怒り、焦り、など負の感情が大人になってからも消えず、常にベースにあるため、それぞれ色んな回避パターンを取ります。
 (それらが症状化したものに名前が付けられて、「鬱病」「アダルトチルドレン」「HSP」などと今では様々にカテゴライズされていますが、元を辿ると多くの場合は幼少期の生育体験や環境からくるものだと思います)

 決して精神的に健全か/そうでないかと二分できるようなものではなく、これらの現象はあくまでもグラデーションですし、そもそも全くの無傷で生きられる人はいません。
 人は誰でも大なり小なり傷ついた経験があり、それでも生きるために色んな防衛パターンを身につけた結果が、それぞれの生き方として表れているのだと思っています。

 彼らの思い出カードや個人ストーリーからは、そういった傷を読み取ることができます。これは未定事件簿の醍醐味の1つですね。

 そしてそれらの防衛パターンを解除するためにも同じく、心の安全基地になる対象が必要だと言われています。
 人によってはそれがペットだったり、慈善活動だったり、趣味だったりすることもありますが、最も有効なのは多くの場合、愛情の渇望を受け入れてくれる恋人やそれに匹敵する存在です。

 ということで、今後彼らが大切な女性と過ごしていくうちにどんな変遷が見られるのか、引き続き楽しみですね。

 (と、森月先生の言葉から色々話を膨らませましたが、正直彼が一番心配です……大丈夫かな……)


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