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【未定事件簿】Episode.1 渡る世間に鬼は… ※ネタバレ※

※以下、本編ストーリー結末を含むネタバレを記載しています。未プレイの方はぜひ初見で進めてください。今回は紹介しませんが、ゲームを開始すると見れる謎すぎるプロローグもぜひ読んでほしいです……

葵食堂食中毒事件(NXX-New001)

 葵食堂で食事をとった顧客6名が、殺虫剤の混入による軽度の食中毒を発症した。
 食堂のオーナー・諏方は、彼が購入したという殺虫剤の混入により食中毒を引き起こしたことを認め、弁償の意向を示す。
 しかし、その後顧客6名はバルドル法律事務所に依頼し、諏方に対して1人あたり200万円という法外な弁償額を要求。そこで、諏方が経済支援していた学生の安田恵子がテミス法律事務所に相談し、主人公はこの案件を引き受ける。

安田恵子
諏方遠太郎


 その後主人公たちの調査により、真犯人は諏方ではなく、口コミサイト・ミールキャットの社員である西原海人であることが明らかになる。西原も安田と同様、かつて諏方から経済支援を受けて大学に進学していたのだが、ミールキャットの重い営業ノルマに追い詰められ犯行に至ったのだった。
 諏方はそれを知りながらも、西原に思い入れがあり彼をかばっていた。
 裁判の結果、諏方は被害者であることが認められ、諏方の弁償責任は無効となった。

西原海人



水無瀬夏彦との再会

 夏彦は主人公の幼馴染で、8年前(16歳当時)に高校を飛び級し、首都大学バイオテクノロジー学科の特待生として大学に通うことになったのだが、それきり連絡が途絶えていた。
 食中毒事件の捜査の一環で、夏彦と主人公は偶然再会を果たす。
 夏彦の両親は彼が幼い頃に亡くなっており、主人公の両親に引き取られ育てられた。また現在主人公の両親は国から招集され、夏彦と同じ研究に携わっている(それを聞いた夏彦は何かを察した様子)。両親は閉鎖型の実験に携わるため連絡が取れず、主人公も詳しい近況は知らない。



振り返りと整理

 1章は食中毒事件ということで、まずは肩慣らしと言わんばかりの軽いエピソードにも見えますが、プレイしてみるとわかる通り社会的に追い詰められた西原の描写が嫌にこの世界のリアリティを感じさせます。個人的には、彼が痛々しすぎてあまり読み返したくないパートです。

 その他、気になる点を挙げておきます。

【事件に関するNXXメンバーのコメント】

*諏方は事件後に中度の鬱病と診断されているが、元来は前向きな人間であり、西原1人のことだけでそこまで精神状態を悪化させるのは疑問。
*諏方はハウゼン社のサプリメントを服用しており、一度に通常の4〜5倍量を服用している形跡が見られた。

→諏方の精神状態の悪化とハウゼンの関連が示唆されています。(株式会社ハウゼンヘルスクリニック:ステラ市内で健康食品やサプリメントの製造・販売を行う他、健診クリニックなども運営している)

【その他】
主人公の両親の現在(夏彦が一瞬反応を見せましたが、両親不在の設定自体は大した意味がない可能性も)
夏彦の両親の死因
*勝訴率99%を誇る左京の敗訴は?

 夏彦に関してはゲーム内の解説でも「資料が少ない」と書かれており、主人公の幼なじみという割には謎多き人物です。
 音信不通の8年間で彼の身に何かあったことはプレイヤー視点ではわかるものの、具体的なことはまだ明らかになっていません。また彼の両親が亡くなったことはサラリと流されていますが、この背景も不明です(※個人ストーリーや思い出カードで言及がある場合はどなたか教えてください…😭)


 本編は1つ1つがかなり長いので、2章以降も引き続き整理していきます。

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