シチュエーションボイス用台本「妹の恋の味」(2分/男性演者用/女性演者用可/改変可)


「ふだん料理もしてないのに手作りチョコなんか無理だって。もう諦めて市販のやつ買ったら?お前の好きな先輩だって、そっちの方が…うぉっ!?やめろ、暴れるな!俺のお気に入りのシャツにチョコが付く!!」

「……はぁ、やれやれ。まったく凶暴な妹に育ったもんだ。昔はもっと可愛げがあったんだけどなぁ。セント・バレンタインの呪いとは、かくも女を狂わせるものか。」

「おぅ、おかえり。遅かったな…って、おいどうした!?何があった!?……あぁ、そっか。渡せなかったんだな、それ。……お、おいおい待てって!?捨てることないだろ!お前があんなにがんばって作ったものを…」

「そっか、分かった。だったら…(素早く開封)(硬いものを噛み潰し、飲み込む音)……なんだよ、メッチャ美味いじゃん。こんなに美味いものを食べられないなんて、先輩が可哀想だな。」


あとがき:
 泡沫六花さんの企画 #チョコ甘シチュボ祭 Twitter投稿部門 に投稿したシチュエーションボイス用台本です。
 実はチョコは苦手ですが、チョコを巡って生まれた数えきれない物語のことを思うと、すごいスイーツなんだなぁと思わずにはいられません。


ライター:みりん屋
 X :https://x.com/mi_rin_ya/
 HP:https://mirinya.onushi.com/

企画元:泡沫六花様
 X :https://twitter.com/Rikka_Utakata
 企画ポスト:https://twitter.com/Rikka_Utakata/status/1749724469332234371


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