5月レギュG-S18雑記2

前回の続き

の前に、ちょっと愚痴。最近黒バド多くない???って思ってるけど、これはルギア使っててキツいから文句垂れてるだけで

レギュGが失敗しなかったのは黒バドのおかげ

だと思ってる。

個人的にレギュFを最もゴミカスなルール・シーズンだったと思っている理由が、

渦カイリュー→チョッキガチグマ→欠伸系ガチグマ→スケショカイリュー→有象無象(渦も)

上。これ解決するのがメガネバカ火力で、メガネバカ火力が通らない時の隙がデカすぎて構築まとまらん。

対面構築が息をしていた頃の話なので、このメタの周り様を見て、グマカイリュー両者に強い顔してそうなアラブルタケで頑張っていたわけであるが……。

この噛み合いゲー、スケショカイリューの被害を一番受けるのがカイリューであるというのが一番しんどい。こいつに勝つために必死にドラパとか使ってたのだが、数値足りなかったり初手ブエナカミの電テラキモすぎて無理だったりしてゲームになりません。

そしたら欠伸ガチグマに強いだかなんだか言われてラムカイリュー出てきてさ〜 鬼火ドラパもタケも纏めて吹っ飛んでってさ〜 ほんと面白くなかった

カイリューのスケイルショット1回で抜かれない黒バドが一番バランスを調整してくれていると思う。

そうじゃなきゃ今頃スケショオブザイヤー継続してた


黒バドに感謝。感謝しながら悪テラノマテラ吐く


さて、前期終盤に毒菱+ルギアに注目したのは、6>3選出時の相手選出への網羅度とでも言うべき何かの高さと、黒バド白バドホウオウカイオーガコライドンミライドンザシアンという環境で起きるメタゲームに参加しないでいいこと。更に、有効テラス切りがほぼ確定するという、テラスシステム的な弱みのなさ。構築がルギア1匹に一直線な仕上がりのため、エスパー飛行+毒しか自分視点で考えなくていい使い勝手の良さ。これにプラス、環境が今(6月)よりもっとチョッキディンルー<オボンディンルーであり、テラスを履き終えたディンルーにノイズが通る事と、毒フロル爆発>パオ零度連打>単騎ルギアの、相手視点での「フロルを殺さずに吹き飛ばしてしまえばいい」が試合内で覆ることの強さ。
これは同系統のルギア構築を別の形で仕上げたきよみずが、タギングルやマシマシラを使いながら「倒してしまうと不利になる」ケアを無限にしていたことから着想したものであったが、まさかそのきよみずが同じルギアを使っていて構築を吹き飛ばす方面で纏めるとは思わなかった。

ポケモン対戦はつくづく好みだと思う。

僕はルギアが対応力に優れていると主張する一方で、自分が嫌う負け方をしたくないことと、自分が好きな勝ち方をしたいことの両方を大切にしつつ、自分のスペックの及ばない領域に手を出さないことをも両立させたかったために、吹き飛ばしで構築をまとめにいく手段を取らなかった。
ルギアを握る強さは、TCG的な発想もある。いわゆる刺さり。
だけど、もしここで吹き飛ばしに逃げたら、俺のカイオーガ使ってのこの1ヶ月は何になるんだ?
何のためにポケモン対戦上手くなろうと努めた?

先日某ハッサムチャンネルで吹き飛ばしルギアを見た。完成度が高いが、ルギアはまだポケモン対戦を極めるために使い倒せる。吹き飛ばしで運用しても今後にいい影響があるの、某オモダカくんくらいそっちに振り切れるヤツだけだと思う。

そんな私情はさておき、ルギアの刺さりはとてもシンプルだ。6>3選出を丁寧に見てみよう。

例えば毒菱回収+禁伝+なんか、って選出された時。禁伝(例えばミライドン)+毒回収が両方ルギアに不利を取ると、「なんか」がどれであっても3v3がめちゃくちゃ有利になる。ほら、とても簡単な話。

パオフロルルギア(フロルパオルギア)選出の強さはここだった。フロルの毒、パオの氷悪格闘の打点+範囲、ルギアの詰め性能の3つ全部が完封されているような構築は全くなかった。故にパオフロルルギアという選出はシーズン通して安定的だった。

無理なやつ。

最終日前までずっとキャスを回していて、初手に出てくる水ウーラオスの鉢巻水流がエグすぎワロタということに気づいた。しかし大体の鉢巻水ウーラオスが黒バドとだけしか組まれていなかったので、黒バド用の別選出さえ組んでおけば何とかなるというぼんやりした感覚があった。これは実際正しかった。
→悪魔のゴテラカイリューに

パオフロルルギアでは安定しなかったコライドン+ガチグマ系を、フロルラウドルギアで固定化することでかなり安定して勝てた。今は正直気楽に試合を回したいのでめちゃくちゃ丁寧に立ち回ることなく初手フロルは雑にステロなり菱なり撒いているが、この当時は真剣にポケモン対戦をやっていたので丁寧にラウドに初手から引いていた。
ラウドの隙をルギアで受けることができるので、体感勝率はかなり高い。拘り系のコライはルギアで纏まっているので、拘り+ラウボ崩しの選出はルギアに何も出来ないことが多い。
唯一の負けパターンはカミにテラス吐いたルギアが裏のラッシャに地割れ当てられることだった。
2回に試行回数を増やしてさえいればノイズ毒エアロ毒+ラウボの打点とかで結構纏まるので、1/1ヒットにさえならなければ割と何とかなっていた。
あと地割れ採用も実はそんな多くなかった。

コライミライに黒バドまで全勝し、白バドザシアンもガン有利取れていたので、負けなしだった。日ネクレックを除いて。

今まで作った構築の中で過去イチの出来。本気で強いと思ったが、今年の3月に絶対夏に真皇取るって心に決めていたので、初二桁と言いながら5月は覚悟の撤退を決めた。


今最も勢いに乗っている自覚があるので、このまま今月のメタゲームを乗り越えたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?