ドラマ「お耳に合いましたら。」が教えてくれたこと
天狼院書店のライティング・ゼミを受講して、3か月目が終わろうとしています。
受講生は週に一度、2000文字前後の記事を任意提出し、フィードバック担当に「WEB掲載レベル=合格」と判断されたら、天狼院書店ホームページ内の「メディアグランプリ」に自分の記事を掲載して頂けます。
10回投稿して合格したのは、下記3つ。
記念すべき初投稿で初掲載のこの記事と
第5回のこれと、
フィードバックを元に書き直した、これです。
そして今週月曜〆切、11回目の課題。
今回も不合格だった記事を、フィードバックを参考に書き直したものでしたが……
不合格、でした。
「冒頭が弱い」「構成に改善の余地あり」とのことでした。
それではいつものように没ネタ公開!!
お読みいただけたら嬉しいです。
※課題提出時のタイトルは
『ドラマ「お耳に合いましたら。」がお耳に合った話』
でしたが、noteアップにあたり改題しました。
一部ですが、気になった部分は修正し、改行等も入れました。
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ドラマ「お耳に合いましたら。」が教えてくれたこと
テレビ東京系列で、2021年7月8日から毎週木曜深夜0時30分に放送されているドラマ、「お耳に合いましたら。」
チェーン店系のご飯「チェンメシ」が大好きな、漬物会社に勤めるOLが、あるキッカケからポッドキャストの配信を始める『パーソナリティー成長記』です(番組HPより)。
あるキッカケとは、ドラマ第一話で「ラジオレジェンド」として登場する、吉田照美さんの言葉でした。
これがまた、私にとっても、心に刺さるものだったのです。
そのまま引用させて頂きます。
(第一話脚本:マンボウやしろさん)
『素敵な景色を観たり、美味しいものを食べたりしたら、誰かに伝えたくなるあの気持ち、あるでしょ。
何かを好きになる感情というのは、言葉にして誰かにちゃーんと伝えないと、心がマヒしてしまうらしいよ。
要するに、好きなものがあるのに長い間ずーっと誰にも言えないでいると、心が感動する必要性が無いっていう風に判断して、何かを好きって感じることすら、やめてしまうんだって。
怖い言い方しちゃうけど、好きが、死んでしまうんです』
ドラマでは、最後の言葉がリフレイン。
『好きが、死んでしまうんです』
『好きが、死んでしまうんです』
『好きが、死んでしまうんです』……
吉田さんご自身、この言葉を紹介する前に仰ってましたが
「ちょっと衝撃的な内容」だと思いませんか?
私もちょっとビックリしました。
それと同時に、納得できる部分がありました。
私の実家は、ごく普通の一般庶民の家庭です。
どちらかというと節約を美徳とし
「良いもの=安いもの」という価値観が強かったと思います。
だから例えば、服を選ぶ時も選択の基準は「自分が好きなもの」ではなく「より安いもの」だったような気がします。
今にして思えば、ですが。
そのせいか自分で服を選んだ記憶はほとんど無く、今でも私は服を買うのがとても苦手です。
「いいかも」と思った服も値札を見て買うのをやめたり、手頃な値段でも試着したらそれほど似合わなかったり。
そもそも私の中に「こんな服を着てこんな感じになりたい!」という明確なイメージが無いためでしょう、選ぶのに時間がかかり過ぎるのです。
疲れ果て、結局買わずに終わることさえあります。
その原因がどこにあるのか、冒頭に載せた言葉で気づきました。
小さい頃から「この服が好き。これ着たい」の気持ちを表に出してこなかったから、服に対する「好きが死んでしまった」んだな、と……。
他にもあります。私には「好きな芸能人」が居ません。
思えばこれも、小さい頃から口に出すことはありませんでした。
私が小学生の頃、男性アイドルといえば「新御三家」である西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎でした。
私は「なんとなく秀樹が一番かっこいいかな」と心の中で思うだけで、人に話したことはありませんでした。
中学時代は「たのきんトリオ」の田原俊彦、近藤真彦、野村義男です。
「3年B組金八先生」というドラマの「星野清」役だったマッチ(近藤真彦)を見て「かっこいい」と思ったことはハッキリ覚えていますが、友達同士で話したりすることは、やはりありませんでした。
そのせいか特別ファンだったわけではなく、三人の中で一番印象が強かったのがマッチかな、程度でした。
比較対象がないと「好きな芸能人」かどうかハッキリ言えないのは現在も同じです。
実は昔から、こんな自分を「どうしてだろう」と不思議に思っていました。
これも「好き」を表に出さなかったからなのだと、このドラマを観て気づかされたというわけです。
さらにその逆、つまり
「好きの気持ちを表に出したことで、より自分の中に定着した」
のを実感させられたことが、最近ありました。
Excelってこんなに面白いんだよ! ということを伝えるために、ライティングゼミの課題として書き、メディアグランプリに2021年7月17日に掲載された記事、
「Excelは 自分で作る コンピューター」。
フィードバックで「熱量がすばらしい」「ワクワク感が伝わるコンテンツ」と褒められてからというもの、私の中の「Excelが好き」という気持ちが、どんどん強くなっているような気がしていたのです。
しかも現在私は無職で公共職業訓練を受講中のため「Excelが好きなのでそれを生かせる仕事がしたい」と口に出す機会が増えており、ますますその思いが定着しているように思います。
まさにドラマで言われていた通り「好きという思いを言葉にして他人に話す」ことで「ずっと好きでいられる」のだと感じます。
そしてもうひとつ思い出したのが「こんまり」こと近藤麻理恵さんの「ときめくものだけ残す片づけ」。
死んでしまった「好き」を復活させるために「ときめくか、ときめかないか」を判断しながら片づけるのは有効かもしれない、だからこそ片付けで人生が変わるのかもしれないと、
思いがけず、そんなことまで考えさせられたドラマ「お耳に合いましたら。」。
もし興味がありましたら是非ご覧になってみてください。
特に件のセリフが出てくる第一話は、おススメです。
あなたのお耳にも合いますように!
≪終わり≫
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最後までお読みいただきまして
誠にありがとうございましたm(__)mm(__)mm(__)m
グチのあれこれは、また別の記事に書くかもしれませんし、書かないかもしれません。
(前回の合格分、後で書くと言いながら有言不実行だったので、こんな表現にしてみました…)
もしも書いた場合、よろしければそちらも読みに来て頂けたら幸甚です。
実里でした。
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