吾五十而知防弾少年団…ARMY始めました
2021年3月。私はBTSなるグループにハマったと公式に(家族と友達と職場だけど)カミングアウトした。
私が50歳を過ぎてBTSを好きになったのには何か意味があるのかも…いや運命なんじゃね?って思っちゃうほどあふれる愛(キモ…)を誰かに語りたくてしょうがなくなった。
吾五十而知天命(われ五十にして天命を知る。)
これは私がどうやってバンタンへの愛に目覚めたかの記録です。
わりと近くにアーミーはゴロゴロいた
BTS、防弾少年団は皆さまご存知の韓国のボーイズグループ。さすがに私もそれは知っていた。
3~4年ほど前から、日本で公演があるたびに私の妹と姪っ子が東京だろうがどこだろうがチケットが取れた会場へ出かけていた。一緒に行かない?と誘われたこともあったが、ピクリとも興味がわかなかった。
韓国ドラマは好きでよく見ていたけど、K-POP(っていうくくり方もどうかと思う)は「なんかやかましいから…」とか「ラップとか聴く気にならん」とかいう理由でスルー。あー当時の自分、アホや😢
だって見た目がどうしてもムリだったんだもん。
👆当時の私のバンタンのイメージは(あくまでも私見ですが)ゴリゴリやんちゃラッパー集団。(今見るとけっこうかわいいやんけ)
なんでメイクとかするん?ブサイク隠そうとしてるん?(あがーゴメンよう😫)と言うと、妹は「えー、カッコいいのに…」と今から思うと本当に失礼な私の言葉に怒ることはなかった。「自分は大好きだからいいんだ」と。
妹のほかにもう一人、私の近くでバンタンを推す人がいた。同じマンションに住む娘の幼馴染N子ちゃんとN子ママ。
N子ちゃんがバンタン好きだから、韓国コスメショップで要らないのに(っていう言い方な…)BTSの紙袋(ショッパーってオシャレな呼び方あるらしいで)もらってきてお土産にあげたりしてたなぁ。
昨年の冬、N子家でお食事会をした。ちょうどバンタンがテレビ出演するという(もしかしたらFNS歌謡祭だったのか?)ので、娘もN子ちゃんもN子ママもめっちゃ盛り上がっていた。
その時私は、「あーこの子キレイだね、Vくん?あ、この子もイケてるね、Vくんでしょ?え?ジンくん?あれ?じゃこの一番カッコいい子がVくんか~、え?これはジョングくん?」外野でしゃべくりまくってたら、黙ってろ💢って怒られた😅
そんな感じで、身近にいるバンタンをスルーし続ける大バカもんの私であった。
Dynamiteの衝撃
時は流れ今年3月、キム秘書はいったいなぜ?ブームだった私。youtubeでパクソジュン関連の動画を見ていた流れでBTSのDynamiteのMVが自動再生された。なんでパクソジュンからBTSに連れていかれるのかもその当時はわからなかったけど。
いつもならすぐ別の動画に行くのだが、曲が良いしダンスもカッコよくてつい最後まで見てしまった。
そう、私はダンスが好き。見るのも踊るのも。(好き=踊れるというわけではない)
Dynamiteの曲は流行っていたので耳慣れていたけど、ダンスをじっくり見たことはなかったんだな。っていうか、誰がどれだかわかんなくて顔ばっか見てたのか。
翌日。
やっぱりあのダンスは踊れるようになりたいなぁ~と思った私は、もう一度公式のMVを探す。
ん?なんだ?死ぬほど動画あるじゃん。どれが昨日見たやつなの?
そこで目に入ったワードが「CHOREOGRAPHY」いわゆる練習動画だ。
もう、衝撃!
衝撃その1…固定カメラで全部振付わかるじゃん!親切!
衝撃その2…練習動画もアップするの?なんて太っ腹なの事務所!親切!(ジャニオタ歴による弊害)
衝撃その3…だ、誰?ドすっぴん!普段着!これ本人?ギャップがパねえ!昨日見たカラフルポップな人たちとは思えない…
衝撃その4…踊り、上手い!😆💕
そこから私はその動画を10回以上再生し、Dynamite以外のコレオ動画も狂ったように探しては見続けた。もう、どれが誰だろうがハッキリいって関係なかった。気付いたら2時間近く経っていた…
もう、ほとんどクロですよ、沼に片足入りかけですよ。
でも、絶対認めたくなかった。というより、推しという存在を作ることが、もう、怖かったのだ。
アイドルを推すということ
もともとオタクな私は常に推しの存在があった。
私史上最も熱烈に推したのは、今から15年ほど前。
台湾のF4というグループだった。(台湾版花より男子の彼らです)
それに関しては思いが深すぎて語るに長くなりそうなので触っとくだけにしとくけど、4歳と5歳の子供を置いて香港でのコンサートに行ってしまうほど、入れ込んだ。
F4は結局グループとしての形を維持できず、メンバーそれぞれ別々の道に進み、私の推しであるKenちゃんこと朱孝天さんがCD出したかと思ったら大陸で役者をしたり裏方の勉強をしようと大学に入ったり迷走しちゃった上に結婚しちゃったり、自分も仕事が忙しくなったりで、熱が冷めた。(今でもSNSをフォローしているが…)
その後も、関ジャニ∞とか嵐とかファンクラブに入ってライブに行く推しの存在はあったけど…
関ジャニ∞から渋谷すばるくんと錦戸亮くんがいなくなり、嵐も活動休止となった。
そう、アイドルにはいつか終わりが来るのだ。(いや関ジャニ∞も嵐も終わっちゃいないけど😱ファンの方ゴメンなさい😫)
もう、推しがいなくなるとか、推しを応援する気持ちがなくなるとか、そういう思いをするのはしんどい。そんでもって、私がファンになったばかりに解散とかになるんじゃ申し訳なさすぎる(ハイ自己中)
驚きの動画
ところが、ある日こんな動画と出会ってしまった。
2017年3月WINGSツアーでのこと。コンサートの直前に、テヒョンがよりよいパフォーマンスのためにジンに意見したことがきっかけで言い合いになっちゃう様子をまんま撮影したドキュメンタリー。
テヒョン:もっと早く動かなきゃダメですよ(Springday後半でテヒョンが少し離れてソロ歌ってるときジンが迎えにくるように肩触って二人で戻り、全員でサビのとこ)……中略……ジン:全力で走ってるんだよ。お前に不満ばっかり言われてどうして欲しいんだよ? テヒョン:不満とかじゃなくて、ヒョンの準備動作が長いから…もっと早く… ジン:やってるじゃん
👆って感じのやりとりです。詳しくは「BURN THE STAGE」をご覧ください
※編集済(こちらの記事の公開時、動画のリンクを無許可で貼ってしまっていました。ネットリテラシーを勉強しなくてはならないと反省しております。)
驚きその1…そんな内輪のことも見せちゃうのか韓国の事務所よ。
驚きその2…っていうか、リーダーの判断!「今すぐ解決できる事じゃないだろ、誰が正しいとか間違ってるとか。後で話し合おう。しっかりしろ、コンサートだろ。ファンは何日も前から並んで待っていたんだからプロらしくないことはやめよう」って、この子いくつだよ?うちの会社の社長に推薦したいくらいだ。
驚きその3…さらにステージ後の話し合いの様子。ジンとテヒョン二人の事なんだけど全員で話す。当事者じゃないメンバーが「誰が悪いとか間違ってるとかじゃなく、あんな風に言い合いをすべきじゃなかった」とか冷静に客観的に言葉をかけたり、「感情的になってヒョンに対して自己中心的な態度とっちゃったけど、ヒョンのことをバカにしたり見下していい存在だと思ったりしたことはないよ」というテヒョンに、二人はお互いにそんな態度はとってないし、メンバーの中にそんなこと思うやつはいないよ、いいステージにしたいからそうなったんだよな、疲れてると冗談に取れないこともあるよな、ってみんなでわかってあげてる感じ?そして当事者同士もこんな気持ちだったんだよ、ってお互いに伝えることで自分の気持ちも整理できるというか…
真面目か!
後にいろいろわかってきたことには、ジンくんは一番年長だけどダンスが苦手だったとか。韓国って生まれた日が自分より先か後かがすごく大事で、年下の子からパフォーマンスについて指摘された彼はプライドが傷ついたと思う。でも、ジンくんは悪かったと認めた上で「年上だからプライドが傷ついたけどそういうのって要らないよな」って言える子なのだ。メンバーもジンくんの努力とかちゃんとわかるから受け入れられるんだな…
もう人生50年生きてきたけど、職場や家族とのコミュニケーションで私は摩擦をなるべく減らすことが大切だと思っていた。「ありがとう」と「ゴメンなさい」を言えばたいていの事は丸く収まる。自分は悪くても悪くなくてもとりあえず謝っておけばいいと。
だけどよくダンナから言われるのは「全然ひびいてない」「謝ってくれたからとりあえずここまでにするけど、あなたはまた同じ事で俺を怒らせるだろうね」
いつもそう言われる度に、ちゃんとわかっとるわ!そっちの沸点が低すぎるんじゃないの?と思ってたけど、違ったんだな。ジンくんみたいにしないといけなかったんだよ。いったん相手の気持ちを聞き(あたしゃいっつも「だって…」って話を遮りがち)それに対する私の気持ちを素直に伝え、お互いどうしたらいいか話し合うこと。私がしていたのはゴメンの押し売りだ。
心を開いた話し合いは摩擦じゃない。磨きあうことなんだ。
この動画から、彼らがステージとかバンタンとしての活動に全力で真摯に取り組んでいるという本気の熱と共に、それぞれのメンバーが強い信頼関係で結ばれているというあたたかさが伝わってきた。
みんなで同じ方向を向いて、夢のためにチームのためにそして何より応援してくれるアーミーのために、それぞれが自分のできる役割を担って最善を尽くす。結果それが大きな力となって、ますます彼らを魅力的にする。
こんな素敵な子たち、応援せずにいられるだろうか?
そこからは、底なし沼にハマったというよりは、崖から真っ逆さまに転げ落ちてしまったような…
だけど落ちた場所は愛で満ち溢れたとてもとても幸せな場所…💜
われ五十にしてバンタンへの愛を知る。
これが、私の久しぶりの本気の推し活のはじまりである。
沼にハマったら毎日がどう変わるかは、次の日記に書こうと思います。
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