糖尿病の猫との引っ越し
低血糖らしき症状を起こしてしまった
数日前から尿量が不安定だったために、インスリンの量を見誤ってしまったのかもしれません。
もっとなにかできたかもしれない、反省と整理のために書き残します。
※ねこさまは無事です
朝7時半、搬出作業がもうすぐはじまるため前日と同量のインスリン注射。
ねこさまが食事をしたかなど確認できないまま、ゲージの中へ。
水と餌を入れてあげればよかったのだが、搬出後出せるので…と気が回らず。
※前日の時点でインターネット環境がなく、キャットログも一時的に使用不可能となっておりました。
朝9時ごろ搬出作業終了。ねこさまを開放。
部屋の中が様変わりしているせいか、水も餌も口をつける様子はなく。
人間も朝食を食べ、立会対応などをしてばたばた。
10時から11時移動。
ゲージから小さいキャリーへ。
ゲージは出せ!と声を上げますが、キャリーには大人しく収まってくれるのでありがたいなあと移動完了。
すぐに搬入がはじまり、12時すぎに各種作業が終了。
ねこさまを開放し、餌や水などを最優先に荷解きし準備。
恐る恐るゲージから出てきたねこさまが、部屋を一周して戻って来る途中、突然腰が抜けたようになる。
最初は床に滑ったのかな?と思っていたものの、一向に踏ん張れない。
まるで氷の上のようにつるつる滑ってしまう。
これはもしかして脱水症状か?と、抱き上げて餌と水の前に下ろすと、猛然と餌を食べ始めるも、首の挙動がおかしい。いや、低血糖か?
水・餌・虚空をぐるぐる見回しながら、もりもりとご飯を食べるねこさま。まだ腰は抜けていて、様子をみながら低血糖の対処法を確認。
かかりつけだった動物病院はお昼休みだし、新居の最寄りの病院は駆け込むならタクシーの距離だ。
砂糖かガムシロップを大慌てで探すも出てくるのはメープルシロップ。
まだ食べるのをやめないねこさま、それでも首の挙動のおかしさは落ち着いていたので、いまある分以上は時間を置いてから与えることに。
体の力が入らない状態でがっついたご飯を吐き戻して、のどに詰まったりしたらもうどうしたらいいかわからない。
グラニュー糖は出てきたので、とりあえず見えるところに出しておいて。
10分ほど様子を見ていると、腰が抜けたのは治ったのか、じっと屈んでいる状態に。そのまま30分様子を見て、餌を少し追加。これも食べる。
一時間もすると歩き出し、トイレを済ませて人間について回り始めたので、やっと一安心。命にかかわらなくて良かった…。
反省点と、対策
■反省点①インスリンの調整
選択肢としては、
・インスリンを打つ時間の変更
・インスリンの量の調整 が、可能だった。
尿量が落ち着いていれば、インスリンを打つのを搬出後に遅らせるという選択肢があったと思う。
しかし、このときは尿量が増加していて、インスリンを減らすと1日300ml程度の尿量が想定され、移動中にトイレの問題が発生する可能性があった。
しかし食事が自由に取れないことを考慮すれば、半量あるいは最も安定している数値を打てばよかったのではないか。
■反省点②水と餌
トイレをゲージに入れることは無理でも、水と餌はいれることができたのではないか。
ひっくり返して大変なことになる可能性もあったこと、合間にゲージから出してアクセスできれば大丈夫だろうと思っていた。
■反省点③獣医さんへの相談不足
基本的にキャットログの数値(尿量と回数)を見てインスリン量を調整するスタンスだったこと、調整を獣医さんからも信頼されていたために、そのあたりのアドバイスが抜けていた。
タイムスケジュールを開示して、注意点がないか質問をすべきだった。
インスリンの持ち運びの注意点や、新しい病院への紹介状などの件でいっぱいいっぱいだった。
人間ならば、「暫くご飯食べられないからいま食べといて!」ができるけれど、ねこさまにはそれができない。
健康であってもそうなのに、病気があれば更に丁寧なケアが必要なんだな…と深く反省した次第です。
無事に引っ越しを終えて、家の探検もあらかた終わり、環境がかなり変わりましたが、いつもの要求が出るようになってきたので、ねこさまも新居に少しは慣れてきているかな?という今日このごろです。
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