寒天が好き
先月、子どもが熱を出して、保育園を休んでいる間、自宅で何をしようかと頭を悩ませたが、「どうせなら、自分が好きなことを思いっきりしよう」と寒天遊びを楽しんだ。
寒天遊びとは…?
保育士なら、なじみのある言葉であろう。
感触遊びのうちの1つで、本来は食べ物である寒天だが、独特の触り心地や、見た目(光の入り方など)を五感を使って感じて楽しむという遊びである。
最近では、Instagramなどでもセンサリープレイや、STEA教育等の言葉とともに広まっている。
私は寒天遊びが大好き!!
あんなにキラキラとしていて、プルプルとしていて、手の中で自由自在に操ることができるかと思えば、力を少し入れすぎるとちぎれてボロボロになってしまう。
薄く作ってクッキーの型で抜いてもよし、深めの容器に作って、思いっきり指や手を突っ込んでもよし、シリコンの型でドーナツやキャラクターの形を型から外す瞬間を楽しむもよし、おままごとの包丁や糸で切ってみるもよし、最後に細くなってきたら、スプーンや頭を使って容器から空け移しをして手首を鍛えるもよし、袋に詰めて袋の上から、また、感触遊びを楽しむもよし、衛生的に管理し、味をつけておき、おやつに食べてしまうもよし…。
一般的に、感覚統合や言葉を引き出す意味でも良いとされている感触遊びだが、私は、上記の通り、何より心から楽しいと思えること、五感に判断に刺激を与えられることが何よりの魅力だと思う。
しかし、寒天遊びは信じられないほどテーブルや床が汚れる。
園で一斉で取り組んだあとは大惨事。
濡れた布巾などで何も考えずに拭こうものなら、ぬめりが増し、拭けているのかいないのか、片付けのゴールはどこなのか、給食の時間は迫ってくるし、いったいいつまで片付けを続けたらいいのか、気持ちが迷宮入りしてしまった経験がある。
ここで、おうちでの取り組みならではの相棒を紹介する。
セリアやダイソーで買えるこれ。
本来消しカスが散らばらないように使うものなので、程よい大きさで。
本来手前側はフラットになっていて、奥側はフチが立ち上がっている。
これを寒天遊びでは、逆に使うことで机から寒天が落下することを防ぐことができる!!!
さて、親子で大好きな寒天遊び、この時は1時間半2人で黙々と楽しんだ。
集中力は年齢× 1分と言われることもあるが、発達や興味に合った遊びを提供することで、それ以上に集中する機会を作ることができる。
この投稿はただただ、私、寒天遊びが大好きだなぁという気づきから綴ってみようと思ったのだが、同じような方がいたら嬉しいなと思いを馳せる。
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