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血液型ってなあに


よく非医療関係者に聞かれる質問です
これにスムーズに返せるよう整理してみよう



まず血液型は自分の赤血球についてる抗原のタイプで分かれます
例)
A抗原つきのRBC→A型
→体内にないB抗原は敵になるのでその抗体を持ちます
つまりAB型に関して言えば、AB両方の抗原を持つことになります

ポイントになることは
輸血液は抗体を取り除かれているという点です

そのためクロスマッチにおいて重要になってくることは
・レシピエント側の抗体
・ドナー側の抗原
ということになります

具体的に考えてみましょう

O型は抗原なし
→AB両方の抗体を持つことになります
→しかし輸血の際は抗体が取り除かれるため
抗原、抗体共に持たない完璧な輸血となるわけです

次はAB型で考えてみましょう
→AB両方の抗原を持つ
→抗体は持たない
①これを輸血液に使おうと考えると
AB両方の抗原があるため
B型のA抗体、A型のb抗体、O型のA、B抗原と反応
→最悪の輸血液になるわけです

②入れる側で考えると
抗体が何もない
→どの輸血液とも反応しないため
救急などで来てくれると楽ですね

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