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UR大量実装時代の現状話

前置き


4周年を迎えた頃からアズールレーンはURというレアリティに時代をシフトしました。それ自体は別に悪いことではなく、オンラインゲームの宿命と言えるものです。
元々アズールレーンは他のスマホゲームと比較するとインフレが非常に穏やかで、大規模な旧艦の修正が行われなくてもなんとかなっているバランスのゲームです。
しかし、ステータスやスキルがデフレするわけもなく、むしろDRというレアリティによって明確なインフレが起こっているのでそれについて語っていきます。

この記事ではそんなUR時代になって感じたことや考察を緩くまとめる物となります。


到来したUR時代


まずは簡易的なデータをご紹介
2018年:1艦
2019年:3艦
2020年:2艦(虹ブリを除く)
2021年:6艦(UR建造解禁)
2022年:1艦(+建造3艦、計画艦1〜2艦の予定)

上記のデータはアズールレーンに実装された改造をDR艦数になります。
見てわかる通り、建造URを解禁した事によってUR実装数が大幅に増加しています。

URは全体的にステータスが底上げされているため、基本的にURであれば全員並み以上に強いわけですが、一部のぶっ飛んだ存在が猛威を振るっています。

指揮官の皆様であれば「あの子かな」と思い当たる節がある事でしょう。
そう、島風、ニュージャージー、白龍ですね。
火力が高すぎて正直代用不可能なメンツ。

もちろん信濃、エーギルもやばい。
白龍が単騎完結型に対して信濃はバフ型なので白龍程目立っていない印象はありますが、信濃も他の追従を一切許さない圧倒的強者。

超巡は前衛に置ける主力艦なので、シンプルに最強なんですが、その中でもやばいのはエーギル。減速魚雷が雑に強い。

アークロイヤル×エーギルでほぼ敵を停止状態に追い込めるため、META戦ではとりあえず採用される艦。
現状は信濃・白龍・アークロイヤル・エーギルの組み合わせがあまりにも完成されすぎている感じ。
戦艦軸は戦艦軸で色々とありますが、オートで適当にやる分にはこのテンプレが非常に楽で強い。

エーギル単騎でも火力は高く、減速による主力支援抜きでもやっぱり強い。減速込みだと対ボス戦、特にオートでは必須級の性能。

こんな感じでURはこれまでの環境を明確に置き去りにする艦たちで溢れているわけですね。
UR同士で比較すると目玉艦であったニュージャージーと島風がやっぱり強すぎるものの、全体的にはある程度性能は横並び。

URがもたらしたマイナス変化

URがもたらしたわかりやすいマイナス面を挙げると、壁役重巡枠と無個性軽巡潰しです。

壁役といえばローンでしたが、超巡の耐久値が8000台とローンの1.3倍と正直理不尽なレベル。
アンカレッジという耐久特化の新星もいますが、基本的には壁ができて火力も高い超巡組みが非常に強い。
生存力強化という意味ではアンカレッジこそが現状のアズレン最強格ですが、そもそもアンカレッジを採用しなければならない程きついのは14章ぐらい。
ぶっちゃけてしまえば、エーギル、吾妻、クロンシュタット、アンカレッジの4強でその他との差が酷い。

そして軽巡。軽巡は今まで副砲型であれば自爆ボートにも強く、全体的に対空が高いため高難易度海域御用達でした。端的にいえば汎用性が高い便利な艦種でした。
しかし、DR艦が圧倒的パワーと個性で蹂躙し、駆逐艦もイングラハムという高耐久・高対空という新世代が登場したことで相対的に軽巡の需要が低下。
夕立改、島風、イングラハムの雑な強さは本当に凄い。
あとミサイル駆逐も使えばわかる恐ろしい性能してたりする。

あとは高難易度海域特有の工作艦、指揮艦の存在も良くない。
今まではコンスタントに火力を出せる副砲型軽巡が非常に便利でしたが、早急に落とす必要のある艦が増えたことで副砲型の優位性が低下。魚雷型軽巡は元々中途半端でほぼほぼ対空要員。
もちろん竜骨マインツは非常に強い。コラボの六花も14章で戦えるぐらい強い。METAヘレナも能代もサンディエゴも強いが、それよりもヤバすぎる艦がいるため、頭一つ抜けるような艦が不在。

もちろんかつて強かった艦が弱くなったわけではないので大きな問題はないものの、高難易度やるならやっぱり戦艦軸ならニュージャージーが欲しい!空母軸なら信濃が欲しい!となってしまうため、復刻ペースが非常に遅いこのゲームではなかなかキツい。

他のゲームであれば復刻を待たずとも、新環境キャラがいくらでも実装されるため、それほど復刻を待つ必要性が高くないが、インフレが穏やかだからこそ、復刻待ちになってしまう問題がある。

その他の話(回復艦)

DR艦が暴れ回る裏で回復艦の環境は非常に改善された。パーシュースというアズレン唯一の人権とも言われたりする海域攻略における守護神以外にも、アクィラ、ヴォルガと選択肢が増えた。

弾切れのデメリットを受けやすいパーシュースは必ずしも最適解になるわけではなく、選択肢が充実したことで唯一性も低下した。
もちろんセイレーン作戦では弾切れデメリットがなく、短時間戦闘も多いため採用すれば継戦能力が超大幅に上がり、どう考えても採用得ではあるものの、回復手段が豊富であるため、やはり必須性が低下している。

復帰ペースや建造周りのテコ入れは頑張っている感じがするので、引き続き運営には頑張ってもらいたい。
具体的には選べるPUを3ヶ月単位でもいいので恒常的に選べるようにして後続、新規ユーザーに優しい環境作りが求められていると思う。

まとめ

DR実装は時代の流れの範疇だとは思うが、流石にこれまでのアズレンよりも割を食う艦の増加ペースが早いことは否めない。
個人的には問題はない範疇だとは思うが、そもそも高難易度海域実装の度にユーザーが荒れるため、正直複雑な想いになるところもある。

客観的に見て現在のアズールレーンは今後の運命を決める“成熟期“に入っており、過去キャラをどこまで大切にするのか・復刻も含めてどう扱うのか、そして新規ユーザー(後続)を接待するのか問われる重要な分岐点に立っている、そんな感じなんじゃないんでしょうか。

個人的にはニュージャージーと白龍を上限に上手いことやって欲しいところ。
そういう意味ではフッテン、クロンシュタットは良い調整と評価。

多分一番陰の薄いウォースパイト改は流石にロイヤル陣営にテコ入れが行われることを期待する状況か。


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