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「デザインのマル秘展」にいってきました。

1月11日、21_21Designsightにて開催中の展示「デザインのマル秘展」に行ってきました。
(noteを公開したのは2/4。1ヶ月近く寝かせていました…)
久しぶりのnote更新になりますが、備忘録がてらレポートをば。

行ってきたぞマル秘展

21_21 Designsight デザインのマル秘展
開催期間:2019年11月22日(金)- 2020年3月8日(日)

約半年の展示期間。
有名デザイナー陣のラフが見れる機会なんてそうそう無いぞ!とよだれを垂らしながら観に行きました。

マル秘

これからいく人のために、この企画展について私が感じた印象を記します↓

❌デザイナーの思考回路を見せる

⭕️デザイナーの仕事場を覗く

「なぜそれを作ろうと思ったのか?」「何を表しているのか?」という部分は、ほとんど説明がされていませんでした。対象のプロダクトの始まりから終わりまでを説明しているわけではなく、そこから「アイディアスケッチ」という部分を抜粋しているイメージです。

同時開催 DESIGN COLLECTION by MATSUYA GINZA

21_21内のgallery3で同時開催されていた「DESIGN COLLECTION by MATSUYA GINZA」

松屋銀座で定期的に開催されている?デザインコレクションの展示会のDMをメインに扱った展示でした。

かなり古いDMも見れて、現在とのギャップに感動。。
裏面の詳細記載部分については、年代によって結構差が出ていたのが印象的でした。
最近のものになればなるほど、情報量(文章量)が増え、フォントサイズが小さくなる傾向がありました。なるほどね〜。

また、1997年から突如、西暦を記載したDMが増えたのも印象的!
(それ以前ものは開催の月・日しか書いていないものが9.5割くらい)
多分西暦を記載しよう!という動きがあったんだろうな〜と妄想。真実はわかりませんが…。

カラフル

DMが宙に浮いているような展示方法も魅力的。
そもそも「裏面も見えるように展示する」という発想に感動しました。

※このnote記事を書く上で調べたところ、こちらは1/13までの展示だったようで、現在は別の内容に変わっているようです。

いろんなジャンルのラフスケッチ

展示スペースはかなり広く、様々なデザイナーのアイディアスケッチが展示されていました。圧巻!

ざっくりと、ジャンルごとに紹介します。

グラフィックデザイン

グラフィック

アイディアスケッチなのに味があって素敵な絵を書いていたので、びびってしまいました。素敵ですね。感化され、帰り道に線が入っていないタイプのノートを購入しました。(形から入るタイプ)

グラフィック2

いろんな作品が並んでいても、この人の作品は埋もれなくてすぐに見分けがつく。繊細で研ぎ澄まされたシンプルさって感じ。
前述したDESIGN COLLECTION by MATSUYA GINZAでもポスターがありましたが、すぐに「これだ!!」ってわかります。

プロダクトデザイン

バナナ

誰でも一度はPinterestで出会ったことがあるのではないでしょうか?
日本が誇るプロダクトデザインの巨匠・深澤直人氏のデザインとのこと。私はこちらの作品を海外のデザインだと思い込んでおり、本展示で初めて知りました。まさか生で見れる日が来るとは…!ショーケースのアクリルの厚みが憎いです。触らせてくれ〜!
このシリーズのプロダクトについて紹介されているサイトがあったので、ついでに貼っておきます。

空間デザイン

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こちらは、展示会のためのスケッチで、展示物を書き写していったものだと思われます。実際の展示物の写真も添えられていましたが、驚くほど忠実に書かれていました。展示デザインに関わったことがありますが、その時はこのような工程は発生しなかったため、なんのために行われたのかわかりません…。今だとCGとかで済む作業な気がします。誰か教えてー!

建築

東京駅

東京駅の建築模型が置いてありました。月明かりや照明をいじれる作りで、しばらくいじったり撮影会を楽しんでしまいました。

東京の次

こちらは、隈研吾氏のコーナー。
模型もすごいですが、それよりも大量のメモに目がいきました。文章でアイディアを練っているのが印象的でした……!!

テキスタイルデザイン

カラフル2

実際に色画用紙を柄の形に切り抜き、交差させた状態の簡易プロトタイプがありました。テキスタイルだと、そういうプロトタイプの作り方があるのね〜。余談ですが、テキスタイルのコーナーは賑やかで目が楽しかったです。

感想

企画→構想→アイディア出し→プロトタイプ作成→実際の製品のフローが見れる展示かと思っていましたが、アイディアスケッチ/プロトタイプの部分をピックアップして魅せている展示でした。普段は見れない部分をメインで取り扱う、貴重な展示です…!

いろんなジャンルのラフが見れてかなり良い刺激があったので、気になっている方は会期が終わっちゃう前にぜひ!!

ちなみに当日はグラフィックデザイナー・原研哉さんのトークショーがあったのですが、事前予約制だったため参加できず。残念……。

最後に

こんにちは。マンハッタンコード所属デザイナーの芳賀です。
今回は1月にいったデザインのマル秘展にいったときの感想を書いてみました。

この記事を読んでこの記事を読んでマンハッタンコードに興味をお持ちいただけましたら、HPやTwitterからご連絡ください。


※この記事は2020/02/04に投稿したものです

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