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終わりの見えないコロナトンネルに寄り添ってくれる2020年のエンタメ

有村架純・林遣都のドラマ「姉ちゃんの恋人」を見てて思った。親を失った姉ちゃん+弟3人の4人兄弟のストーリー。ホームセンターに勤める姉ちゃんと、運送会社に勤める姉ちゃんの恋人(に最終的に、なる)。ハッピーな家族団らんの姿と、仕事がトントン拍子で上手く進んでいく描写。

いやいや、そんな単純じゃないってー。
そんなに上手くいかないってー。

普段だったら「フィクションすぎやん。」って思うんだけど、最終回に「ああそういうことか。」と思った。

コロナ。

ちょっとTOO MUCHなくらい、ポジティブで、明るくて、ハッピーな物語。それは人々が終わりの見えないこの世界で少しでも息抜きするために求めているものであって、かつ、エンタメの作り手が届けたいメッセージなのかもしれない。

需要と供給の合致。

そう考えると、ちょっとTOO MUCHなくらい、ポジティブで、明るくて、ハッピーな物語、他にもあったかも。

NiziU「Make You Happy」
私のこの曲の第一印象は「なんてシンプルなっっっ」です。I just wanna make you happy、だよ。あーもう笑ってほしい、だよ。なんてシンプルな。あなたに幸せになってほしいということをただただ音に乗せた歌。あなたに幸せになってほしいという純粋な気持ちだけで一曲作れるのすごくないか?できそうで、なかなかできない気がする。

ドラマ「この恋あたためますか」森七菜・中村倫也
姉ちゃんの恋人と同じで序盤の序盤から結末は見え切っているけど、「ですよね」と言いつつ森七菜ちゃんの底無しの明るさに励まされたり、している。「今年はいろんなことがありました。甘いものは、人を幸せにします。」このドラマのキャッチコピー。天才じゃん。誰でも心がじわっと温かくなるのでは。こういうエンタメを通じての人の救い方って、あるよね。

逃げ恥SPは、ポジティブで、明るくて、ハッピーな物語にさらに社会問題を加えた感じがした。みくりさんとひらまささんと亜江ちゃんの穏やかな幸せと、クスっと笑わせてくれるシチュエーションに、じわじわストレス解消してもらってるのかも。


2021.01.04 みほりーぬ


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