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シードル醸造所見学 東信州編

南信州へ行く2ヶ月ほど前、東信地域へも行っていたのを思い出しました。

毎年ボランティアで伺って、ワインかシードルの仕込みの体験をさせていただいていたはすみふぁーむ&ワイナリーさんと、そのついでに前乗りしてアンワイナリーさんへ伺いました。

アンワイナリー&ステイ

アンワイナリーさんはご夫婦で営まれているワイナリーで、元々全く関係のない業種をされていたところから長野へ移住し、ワイナリーを始められたそうです。
醸造所の2階には泊まれるスペースもありました。美味しいワインをいただいてそのまま寝れるっていいなぁ。
日本のシードルは生のまま食べても美味しいりんごを使うので、どうしてもフレッシュな分少し軽い感じになってしまうのですが、フランスみたいな厚みのあるシードルって日本では難しいんですかね…というお話をしたところ、アンワイナリーさんではシードルに合うドルゴクラブという品種のリンゴの栽培も始められたそうで、これからまた味が変わっていくのが楽しみになりました。
収穫と仕込みでお忙しい時期だったと思うのですが、色々お話をうかがえて勉強になりました。


はすみふぁーむ&ワイナリー

ここ5、6年ほど、毎年のようにボランティアでお邪魔させていただいているはすみふぁーむ&ワイナリーの蓮見喜昭さんは、昨年日本シードルマスター協会の役員で、長野県飯綱町の廃校を利用した林檎学校醸造所を立ち上げた小野司さんと共著で『ゼロから始めるシードル醸造所』を出版されています。

いつも何時に来ても良いし、何時に帰っても良いという感じでボランティアを募っていて、しかもたくさん試飲させて下さるので、もはやただ美味しいお酒を飲みに行ってるだけみたいになっています。その年のタイミングによって、収穫するぶどうの品種が違ったり、りんごの破砕と搾汁作業だったり、色々なことが体験できるのも魅力です。今年はカベルネフランの手除梗で、手で傷んだ実を除きながら軸から実を外していく作業でした。通常は機械で行う作業ですが、軸や傷んだ実をきれいに除くことで、雑味のないワインに仕上がるそうです。こういった細かな作業も味に影響するんですね。

シードルの仕込み体験は数年前にさせていただいていて、その時は人数も多かったので1.1tの紅玉を洗って、砕いて、搾汁器に投入しました。これはその時のです。この時も傷んでいるところをナイフで取り除いてから破砕していました。はすみふぁーむさんではぶどうと同じ搾汁器を使って、一昼夜かけて果汁を取り出します。

道具も大事ですが、やはり求めている味にするには品種が重要。そして質を高めるためには傷んだ部分を取り除くなど、手作業も欠かせないなと思いました。

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