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シードル醸造所見学 南信州編

昨年12月、南信州のシードル醸造所を見学に行ってきました。
その頃は緊急事態宣言が解除はされていたと思うけど、県を跨いでの移動だったので少し後ろめたい気持ちもありながら、東京にいる間に、時間のあるうちに、醸造所をたくさん見ておきたいねと急遽予定を決めました。

見学させていただいたのは、
・VinVieさん
・まし野ワイナリーさん
・カモシカシードル醸造所さん

VinVie

VinVieさんでは突然訪問したにも関わらず色々お話を聞くことができました。
醸造所内は、これまでのご経験から効率よく作業が進められるように構成されているそうです。
木をふんだんに使った造りも素敵で、試飲できる店内の大きな窓から醸造所が眺められるようになっているのもいいなぁと思いました。


まし野ワイナリー

VinVieの竹村さんは元々、まし野ワイナリーさんでも醸造をやられていたということで、VinVieを見せていただいた後まし野ワイナリーさんにもお邪魔させていただきました。まし野ワイナリーさんでは醸造所の中をご案内していただけて、色々機械も見せてもらいました。オープンに何でもお話下さってなんだかとてもありがたかったです。
まし野さんは老舗ワイナリーですが、別棟の醸造所は新しくなったばかりだそうで、中はとてもきれいで、やはり作業の流れに合わせた造りになっていました。アップルブランデー(カルヴァドス)を蒸留する大きな器械もありました。


カモシカシードル醸造所

2日目はカモシカシードル醸造所さんへ。
ショップスペースには薪ストーブがあって、旦那さんが興味津々でした。醸造にはプラスチックタンクを使用されていて、他では割と珍しいなと思ったのですが、少ない人数でタンクを洗ったりするには軽くて作業性が良いのだそうです。道具選びには、醸造をする時に何人で作業するかもポイントになってくるんだなと思いました。
こちらにもカルヴァドスの蒸留器もありましたが、まだ梱包されたままになっていました。コロナでフランスから蒸留技術者が来て教えてもらえる予定が、しばらく来れなくなってしまったとのことでした。まし野ワイナリーさんに置いてあるものとはまた違うタイプの蒸留器でした。シードルを作るところまでしか考えたことがありませんでしたが、長野の醸造所はその先まで考えていらっしゃるのだなぁと感じました。色々見させていただけて良かったと思います。

VinVieさん、まし野ワイナリーさんの近くのマルカメ醸造所さんも1日目の最後に覗きに行きましたが、中までは見学しませんでした。
古い平家の建物を使って醸造所にされているのがかっこよかったです。弘前でもこういう感じの物件が見つかるといいんだけどな。

色々見学してみると、同じシードルでも破砕作業ひとつとって見ても使うものがみなさん違う。どのように破砕するかで果汁の取れ具合、酸化具合も異なってくるので、もちろん味に影響します。
今回は、作りたい味とマンパワーに合わせて使う道具を選ぶ必要があるんだなというのをすごく感じました。移住後に、弘前の醸造所にも見学に行こう!

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