2022年3月~4月 子供と夫と一時帰国(私の心境)

実は日本に帰国してから何とも言えない焦りに悩まされていました。

やっと日本に着いたのに居住国へ帰る準備を早々に始め、日本を出国する日をカウントダウンしていました。

居住国に帰る日を待ちわびて指折り数えていたわけではありません。


日本に居られる時間が惜しく日本を離れるその瞬間のことを思うと毎日悲しくなったから、出国日から逆算して予定を緻密に組み、毎秒無駄なく過ごそうとしていたのです。

まるで夏休みの宿題を最初の一週間で必死に終わらせるように、時間を見つけては荷物をまとめていました。

もちろん現実には一週間なんかじゃ宿題(パッキング)は終わらず、続々と増えていく荷物や贈り物を詰めるために毎日パッキングをやり直すのでした。
(結局毎日または1日置きに1~2時間費やしてスーツケースの中身を入れ替えてました)


今考えるとそれをしている時間を楽しい思い出を作る時間に充てていればよかったのですが、日本で過ごせる最後の瞬間を帰り支度なんかに費やしたくなかったので無心で帰り支度をしていました。


日本での時間を巡っては夫に辛くあたってしまう場面も多々ありました。

夫は来日4度目なのである程度日本のシステムには慣れているけれど不慣れな事もたくさんあったと思います。
(実際にコロナを境に変わったシステムや、従業員削減の為に変わってしまったシステムなど私も手こずることがありました)


そんな夫に対して「何でもっと早くできないの?」「何で時間を無駄にするの?」などの辛らつな言葉を浴びせることもありました。

私がいないとあまり自由に身動きが取れない環境や状況の中でこれらの発言や私の態度が夫を追いつめ肩身の狭い思いをさせてしまっていたと思います。

だけど当時は自分が誤ったことをしている自覚はありませんでした。


日本滞在最後の日、成田空港の保安検査場の手前で母に言われた一言が幸いにも自分の夫への態度を自覚し目を覚ますきっかけとなりました。

その話はまたblogに書こうと思います。


夫には6回目の結婚記念日に本当に申し訳ないことをしてしまったと手紙に綴り謝りました。

私の謝罪に夫は「ありがとう」と受け止め当時の私の言動を理解してくれたものの、私が彼の心を傷つけたことに変わりません。

今思い出しても深く悲しい気持ちになります。


日本滞在中は悲しい時間を過ごした日もありましたが、嘆いても過ぎた時間は返って来ません。

「また今度は・・・」と思っていても同じ状況や環境がまた用意されているとも限りません。


私にできることは同じ誤りを繰り返さないように自分の言動に責任を持つこと、自覚・認識できるようになること、その都度気持ちを冷静に伝えることだと反省しました。


一時帰国の流れから少し逸れてしまいましたが、今後blogには一時帰国中の楽しかったことなども書いていきたいと思います。


こんな私の内側にお付き合い頂きありがとうございました。

それではまた次のblogまで、Hasta luego!


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