2024 DIYの神様 みどりのゆび(仮) その3

こんにちは。白です。

家の庭を畑にして家庭菜園をやっています。今年で三年目です。いつも私が軽率なことをやっている園芸エッセイです。ではどうぞ。

2024年の不作


今年はとにかく不作が多かったです。

苗から植えたきゅうりを二回枯らし、庭の梅もろくに実がつかず、小さなみかんの木は去年お礼肥をするころに葉を落としてしまい、私は「今年は生きてるだけでいいから」と泣きながら元肥と実肥をやりました。

みかんは今年、ほとんど花をつけなかったのですが、葉っぱはきれいに生えてきました。ほっとしました。

梅は全国的に不作だったらしく、スーパーでも二倍の値段がついていました。

いつも行く野菜直売所の方も、今年は梅がどこも不作だと残念がっていました。私の家もたくさん実がついた去年の三分の一もない収量でした。

去年の梅干しは梅のできがよく、中国の恵安の塩というざらりとした海の塩を使ったので、あっという間に水が上がって梅が浸かりました。カビが生える気配がいっさいなくてよかったです。

梅干しは以前家の梅に情熱を燃やしていた会社の友人におすそわけしました。自分たちは潰れて塩がふいた梅から先に食べています。

八月に入って二週間、一滴も雨が降りませんでした。

家はもともと雨が多く、圃場が湿っているのであまり水をやらなくてもいいところです。
が、今年は朝晩必死で水をやって、ようやく野菜たちが枯れずに生きているという状態でした。収量も悪く、水がなくても平気なミニトマトとしその大群だけが元気に育っていました。

実家の親からもらった黒豆も元気でしたが、花が咲いて以降この子たちはどうなるのだろうと疑問に思いながら育てています。

そして実家の親は黒豆の種を植え忘れ、私は自分が育てたむくな豆を植え忘れました。実家の畑にはきちんとむくな豆が植えてあったので、お互いもらったほうは覚えていたのだなと思います。似たもの親子です。

社宅の人々


家の日当たりのいい部屋(社宅)に鉢が置いてあります。窓が広いので、カーテンを引かないと夏は高温になります。

社宅で健やかに過ごしていたいちごを、夏の乾燥で二鉢枯らしてしまいました。申し訳なかったです。

残っているいちごが隣の鉢にスネークして子供を産んだので、苗に根が生えたところで別の鉢に植え替えて育てています。

去年の夏の終わりに買ったポトスの苗が、ふたつの鉢に植えてあります。

最初に植え替えるとき、私は、小さい芽が密集して生えていることに気づきました。

その芽をひとつずつ鉢に植えたらポトスが十倍に……と皮算用した私は、ほくそ笑みながら芽を十個の鉢に植えました。が、秋から冬にかけてポトスはあまり育ちませんでした。

「この人たちは密集していないと駄目なのか」と春になってようやく気づき、大きな鉢ふたつにポトスの苗を集めて植え直しました。それが夏にようやく大きくなり、今は一メートルほどのつるを伸ばしています。

そのつるを巻いて上に仕立てるか、切って挿し木にするかで迷っています。

マミラリア帝国 その2


私の部屋にサボテンの鉢があります。マミラリアという品種のサボテンで、100均出身です。

家に来たころは五センチのツインタワー1鉢でしたが、今は6鉢に増えました。

マミラリアは丸く育ってもいいはずなのですが、私のところに来るまで徒長(陽が充分に当たらず、苗がひよわに育つこと)していたせいか、長細い形状のままコブをたくさんつけるようになりました。

今も十センチ×二センチの親がひたすら子供を産んでいます。

私は「なんで君らは自分が大きくならずに子供ばかり産むんだろう」とブツブツ言いながら、子供たちを鉢に挿して育てています。その子供も親と同じく長細い形状です。

このままだとニョロニョロを量産してしまうので、そろそろ育児放棄したいと思っています。

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