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YouTube動画戦略(4)「初めてのPR動画撮影会」

水曜日の午後、A法人で初めてのPR動画撮影が行われた。

参加者は、B老人ホームの若倉施設長、C老人ホームの相談員、茂木さん。
そして、総合事務所の人事担当、関口さん。
さらに、総合事務所の安田事務長もPR動画の撮影を聞きつけて参加してくれた。法人の社長も同席はできなかったが、「全面的に任せる」との言葉をもらっている。提案者である私、芝田も部外者ではあるが、撮影に参加することになった。

「今日はよろしくお願いします!」茂木さんが明るい声で挨拶をした。

「こちらこそ。これが成功すれば、人材不足の問題も少しは解消できるかもしれないからね。」若倉施設長が応じた。

「はい、そうですね。関口さん、機材の準備はどうですか?」
芝田は関口さんに声をかけた。

「機材は揃いました。古いハンディタイプのビデオカメラと、茂木さんのiPhoneを使います。それがあれば撮影とアップロードはできるので、この機材で可能だと思います。」関口さんは自信を持って答えた。

「それでは、早速撮影を始めましょう。」若倉施設長が指示を出した。

まずは、茂木さんがC老人ホームの魅力を伝えるシーンから始めることにした。カメラが回り始め、茂木さんが話し始める。

「こんにちは。C老人ホームの相談員、茂木です。ここでは、入居者の皆さんが安心して生活できる環境を提供しています。私たちと一緒に働いてみませんか?」

その後、若倉施設長がB老人ホームの紹介を行った。彼の堂々とした態度と説得力のある話し方は、まさに施設の顔にふさわしかった。

「B老人ホームの若倉です。私たちの施設は、温かい雰囲気と充実したサービスで、多くの方に喜ばれています。一緒にこの場所を支えてくれる方を募集しています。」

次に、安田事務長が総合事務所からのメッセージを伝えるシーンが撮影された。

「総合事務所の安田です。私たちは、法人全体を支えるバックオフィスとして、職員の皆さんが安心して働ける環境を提供しています。ぜひ、私たちのチームに参加してください。」

最後に、関口さんが締めのメッセージを伝える役割を担った。

「人事担当の関口です。私たちA法人は、皆さんが成長できる職場環境を提供しています。ぜひ、次の就職説明会でお会いしましょう。」

撮影が終わり、全員が集まってビデオを確認する。若倉施設長が口を開いた。

「いい感じだな。これで次の就職説明会のPR動画はバッチリだ。」

「皆さん、本当にありがとうございました。」私は感謝の意を伝えた。

「いやいや、こちらこそ。」若倉施設長が笑顔で答えた。

こうして、初めてのPR動画撮影は無事に終了した。次の就職説明会に向けて、私たちの期待は大きく膨らんでいった。

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