見出し画像

カンザス州立大訪問記(4/10)多文化対応

ledership minor programの基幹科目は4つあります. まず2番目の科目LEAD350 "Culture and Context"のクラスを見せてもらいました.最初の"Introduction to Leadership Concepts"に続く科目です.偶然この日は外部からゲスト学生を招く日で,非常に参考になりました.もとからのこのクラスの学生4人あたりに,英語を第二言語として学んでいる他の授業の学生2人が合流して1グループになります(いつも英語を教えている教員も最初だけ顔を出していました). 当然英語圏でない学生たちですから文化が違い,英語も必ずしも流暢でないので,最初はかなり固い雰囲気でしたが,文化的差異についての質問リストに従って質問し答えてもらっているうちにみるみる打ち解けてきて,75分が終わるうちには非常に良い雰囲気になりました.もともとこれは留学生に対して1:1で付くbuddyの成否が,二人の相性に大きく依存してしまうのを補うために考案されたのだそうです.リーダーシップのクラスの学生側は,文化に違いを少しでも理解するという共通のゴールのもとに率先しあい支援しあって安心安全の場を確保しながらセッションを進めるのですから,リーダーシップの実践としてとても良い場になっているようでした. 日本の大学で行うとしたら,日本語クラスで日本語を習っている留学生を,日本語リーダーシップのクラスに引っ張ってくるということですね.これは面白そうです.早速小規模な実験から始めるつもりです. (次回に続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?