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飲み屋に恋する男のはなし

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酒抜きで語れぬ私の人生、そのほんの一部をお聞きください、、
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#流行り病

恋のおわりは

今日から私が以前、恋の病に取り憑かれたように始めた『立ち飲み屋』の話を綴りたく思います。 多くのお客さまに足を運んでいただきました。 多くの友人も日本中から集まってきてくれました。 やんごとなき事情で再び方向転換をするまでの一年半の時間をともに過ごしていただいた皆さんとのお付き合いの話が中心となります。 今日は簡単に店の周囲の雰囲気をご理解いただければと思います。 私は大阪の人間ではありません。大阪は人に優しい街だと思います。 その中でもこの『阿倍野』って街が、素敵に優しい

この先の世のスタイル

飲み屋になぜ私がこだわるか、『依存症』だから、ではない。 実は飲まなくとも平気で毎日を過ごすことが出来る。 サラリーマンをしてきた。その中、酒席で決め事が成ることもあれば、決め事の礼が酒席であることもあった。酒の力で場を和ませて切り拓かねばならない難解な話もあった。人を元気づける場所が場末の居酒屋であったり、ともに喜びを分かち合うのがガード下の焼き鳥屋であったりもした。 飲食店舗がニューコロナの発生源のような認識を持たれている方もいるようだが、真の発生源はモラルの欠如である

なぜか人気のない

大阪では四回目の緊急事態宣言発出とあいなった。 三度目の正直はこの流行り病には通用しなかったのであろうか。 政府の流行り病対策分科会の尾身会長が国民の流行り病に対する危機感の薄さを強調していた。 私もその通りだと思う。 しかし、しかしである。 そもそも何度目の宣言中であったかは記憶に定かではないが、自民党の議員が銀座で飲み歩いていた事件があった。 こんなことは一例に過ぎない。 子は親を見て育つ。 議員を親とは思わないが、危機感が欠如した人間たちが、今の状況に口先だけで危機感