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飲み屋に恋する男のはなし

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酒抜きで語れぬ私の人生、そのほんの一部をお聞きください、、
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2022年2月の記事一覧

阿倍野の飲み屋のものがたり(兼業・副業ノススメ)

はじめに なんとも生き辛い大変な世の中になってまいりました。 『終身雇用制度』なんて言葉はもともとあったものではなく、過去を振り返り時代の流れとともに変わっていった雇用体制を定義したもので、ただの整理用の言葉なのでしょう。 そう考えなければ生き辛くって仕方ないサラリーマンが多いはずです。 かく申す私も、もともとはサラリーマン、50歳で家族の介護と看護のため、介護休職を余儀なくされ、54歳で途切れぬ家族の災難のため世で言う『脱サラ』をしましたが、更なる家族の病気のため再び雇

『飲み屋ラブ』 片思いのラブレター 

気がつけば、あれが恋だったんだなあ、とそんなふう、、 考えてみればラブレターなんて書いたことが無い、、 そんな思いの丈を伝えたかったことが無かったのだろうか。 いや、私の思いは文章などを飛び越えていたのだろう。 『飲み屋ラブ』、私の片思いのラブレター、生まれて初めてのラブレターは、一度溺れてそのまま死んでもいいと思った大阪阿倍野で始めた『飲み屋』稼業へあてたラブレターである。 私は酒が好きである。 それ以上に飲み屋で営まれる日常が好きである。 酒は人を正直にしてくれる