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日々考えることのはなし

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毎日考える何か、何かが引き金になり考える何かを綴ってみました
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2024年2月の記事一覧

孝行をしたい時には親は無く

こんな言い回しが今の時代でも伝わっているぐらいだから、たぶん私だけの体験じゃないのだろう。 周りからは孝行息子と言われながらも、両親が元気な頃には盆も正月も仕事を理由に実家に寄りつきもしないくせに、親父の居ない留守を狙ってこっそり母に溜めた祇園の飲み屋のつけを無心しに帰ったこともある。 その頃は親が死ぬなんて考えたことも無かった。 でも時間は誰にも平等で、両親の老いも例外ではなかった。 未来永劫なんて言葉はあり得ず誰もが老い朽ち果てていく。朽ち果ていく両親を見ていながら何も出

この一か月、若きも老いも夢を持ち

日曜日、合気道の所属会派の高段位昇段者(五、六、七段)の年に一度の免状授与式と披露演武、そのあと場所を変えて難波のホテルで総会と新年会があった。 毎年お決まりの出来るものなら出たくない面倒くさい集まりである。 しかしながら、この小さな合気道の世界の中でも社会で生きる私たちの義務と義理と同様でそんな気持ちはおくびにも出さないで普段の私を演じなければならないのである。 総会・新年会の会場に移動する途中、大学を卒業してまだ間もない若い社会人と話しをした。彼の合気道にかける夢とまだ汗