OM SYSTEM OM-1 Mark II が良いねって話。(AF精度)
しばらく執筆していませんでしたが、OM SYSTEM OM-1 Mark II が良いね、って話を、過去にXへ投稿した記事を集めながら殴り書きしてみたいと思ます。
AF精度が良いね、って話。
ここでの「良いね」の定義は2つが混在します。
ひとつは、先代のOM-1と比べて、という意味。
そしてもう一つは、私の中で必要十分かどうかの絶対的評価という意味。
両方を満足して、初めて「良いね」と表現しています。
初代 OM-1に対するAF精度の不満っぷり
これ勝手な予想だけど、やっぱ深度マップとAF測距点の整合性がなんかバグってんじゃないかなぁ?
— ハルカ (@mharuka1) March 27, 2022
昔から深度マップは使われてるはずだけど、OMワークスペースで顔認識表示がでてるカットのAFポイントが、人体の胸元とかに来てて、わけわからん。https://t.co/2UOX8LtRP4#OM1 #OMSYSTEM #OMDS
これ以外にも、やっぱ、どう見てもピント来てねぇなぁ、ってカットが多い。
— ハルカ (@mharuka1) May 4, 2022
サムネイルレベルではピント来てるのに、拡大すると、あれ?ってやつ。
1.5m隣の人のカットはガチピンしか無かったりして、気まぐれ野郎だなぁ。
やっぱOM-1の位相差AF精度が信用できん。
だからって、S-AFはなぁ?
ところで、OM SYSTEM OM-1 の C-AF はビルの外観みたいな格子状の被写体に対して、AFが全く合わないようだ。
— ハルカ (@mharuka1) September 3, 2022
S-AFではガチピンなので、像面位相差の苦手な被写体が極端なようだ。
無理な被写体のときは、自動でコントラストAFに切り替えてくれると良いのだけどな。#OM1 #OMSYSTEM #OMDS
OM-1のパワーアップファームまだぁ?
— ハルカ (@mharuka1) September 29, 2023
AF精度改善ファームまだぁ?
OM-1Xまだぁ?
OM-1はオールターゲット時のAF乗り移り特性が鬼俊足で、「手前のもの優先AF」に特化したカメラとして、永遠に語り継がれると思う。
— ハルカ (@mharuka1) January 30, 2024
OM-1 Mark II がそのあたりをどのくらい継承しているのか、AI被写体認識「人物」を使ったときの舞台撮影での挙動は気になる。#OMSYSTEM #OMDS #OM1 #OM1MARKII
とにかく、初代OM-1のAFは、E-M1X、E-M1 Mark II、E-M1 Mark IIIを使ってきた身からすると、許しがたいAF精度でした。
初代 OM-1 ファーム Ver1.2におけるAFレンズ制御シーケンスの問題
これ見て!
— ハルカ (@mharuka1) September 3, 2022
これピントどこにあってんの?
どこにも合ってないのでは?
露光中にも惰性でピント動かしちゃってない?
OMSYSTEMさん、これ直して!
左 C-AF
右 S-AF
OM SYSTEM OM-1 Ver1.2
MZD 75mm F1.8
ISO200, F1.8 1/4000s, 静音シャッター
手ぶれ補正 S-IS AUTO#OM1 #OMSYSTEM #OMDS
続 pic.twitter.com/BBCNpzIj5u
OM-1 Ver1.3以降にてこの問題は解消しています。
じゃじゃぁーーーん!!!
— ハルカ (@mharuka1) November 27, 2022
Ver1.2 は、見事に現象が再現しました。
しかしながら???
Ver1.3は、バッチリです!
やったーー!
OMDSさんやたー!!!
これでC-AFが使えるぜ!!
続#OM1 #OMSYSTEM #OMDS pic.twitter.com/fsoInKWk31
OM-1 Mark II 発表時の情報整理
続
— ハルカ (@mharuka1) February 1, 2024
メモリー増設によってAF精度が向上、っていう情報、ようやくソースを見られた。
前のモデルはメモリー不足で情報削り落とし過ぎてたってことなのかな?
連射バッファだけじゃなく、内部処理バッファも兼ねてるってことなんだね。#OMSYSTEM #OMDS #OM1 #OM1Mark2
ふんふん、センサーは同じ。
— ハルカ (@mharuka1) February 1, 2024
AF精度が良くなれば何も文句はない。#OMSYSTEM #OMDS #OM1 #OM1Mark2 pic.twitter.com/RzMvmXAmOH
ピント合わせ精度、被写体検出、トラッキングをそれぞれ開発して合体させてバランスどりしているらしい。
— ハルカ (@mharuka1) February 1, 2024
別々に開発してるから最後にチグハグになるのではないか?という気もするのだが、どうなんだろう?
独立して性能見ると抜群に良いのは昔からなんだよなぁ。#OMSYSTEM #OMDS #OM1 #OM1Mark2 pic.twitter.com/ZqssM2ke7o
OM-1 Mark II 実写後の感想
完璧なのでは!?
— ハルカ (@mharuka1) March 3, 2024
この広めの画角でも、鼻アタマや後の瞳にピントが飛ばされることなく、ちゃんと手前の瞳、しかもまぶたではなく、黒目、虹彩にガチピンですネ。
F2を切る中望遠レンズで広めに撮るシーンでも、しっかり瞳にピントがゴリッっとくるようになりました。
ピント精度に不満は無いです。 pic.twitter.com/izFzK0RcaA
スタジオポートレートで組み合わせたレンズは
— ハルカ (@mharuka1) March 16, 2024
LEICA DG VARIO-SUMMILUX 25-50mm F1.7
ですが、どれもこれも完璧にガチピンなんよ!
ホントにこのレンズも良いレンズなんだけど、35-100mm F2.0を使ったあとだと、テレ側の50-100mm F2.0 欲しい。#OMSYSTEM #OMDS #OM1MARKII #OM1MARK2 #OM1II
極めつけは、鏡に写っているモデルさんを、後ろ姿を含めて撮影したカット。
— ハルカ (@mharuka1) March 16, 2024
鏡に映っている顔瞳にガチピンが行く!
人物認識で後頭部にピントが合うようになったら、後ろ姿のモデル側の後頭部にピントが来てしまうのでは?という心配が皆無!#OMSYSTEM #OMDS #OM1MARKII #OM1MARK2 #OM1II
似たようなカットを、C-AFで26カット、オールターゲットで撮ってたんだけど、全カット後ろ姿有りで、全カット鏡の中の瞳にガチピンだよ!
— ハルカ (@mharuka1) March 16, 2024
AF性能と、AF合焦精度が明らかに向上している!
「ピントの芯を捉えた!ホームラン!」感がこのカメラは最高。#OMSYSTEM #OMDS #OM1MARKII #OM1MARK2 #OM1II
もう1回、良かった点を言うんだけど。
— ハルカ (@mharuka1) March 25, 2024
OM-1 Mark II は、AFのガチピン精度がめちゃくちゃ良い。
気持ち良いくらい、ピントの芯を素早く完璧に捉えてくれた。
MZD 40-150mm F2.8 PRO との組み合わせでの感想。
しかも暗いところでもめちゃ合う。#OMSYSTEM #OMDS #OM1Mark2 #OM1MarkII #OM1II
ガチピン理由はもうひとつあると思っていて、手ぶれ補正の精度がめちゃくちゃ良くなってる。
— ハルカ (@mharuka1) March 25, 2024
これは「何段分良くなった」とかの話じゃなくて、超微ブレみたいなのが低減し、「微ブレゼロ」になった。
故に、高解像レンズと相まって、カリッカリよ!#OMSYSTEM #OMDS #OM1Mark2 #OM1MarkII #OM1II
ミュージカルをマチソワ2本本気で撮影して分かったOM-1 Mark II の問題点。
— ハルカ (@mharuka1) March 25, 2024
望遠でアップで人物を撮るときには無敵!
AI被写体認識の顔認識がバッチリ!
LED照明の単色照明下でもAF精度がバチクソ良い!
ホントにピントの芯が来てる。(40-150mmF2.8)
続#OMSYSTEM #OMDS #OM1Mark2 #OM1MarkII #OM1II
AF精度に対するまとめ
OM-1 と比較して、C-AFを使ったときのガチピン精度率が体感で明らかに向上しました。
OM-1の初期ファーム(Ver1.2まで)では、単純なAF精度だけの問題ではなく、露光時にAFモーターが停止していない(と私が推測)状態になってしまうレンズなどもあり、「AF精度が悪いカメラ」というレッテルを(私に)貼られてしまいましたが、後日のファームでそれらの問題は(私が指摘したことで)メーカーさんで認識、改善されています(Ver1.3以降)ので、いまお持ちの方は必ず最新ファームで撮影するようになさってください。
OM-1 Mark II はメモリが増強されたという情報が流れた際、連射バッファメモリが増強されたと思いこんでいましたが、どうやらハードウェアとしてのワーキングメモリの増強も含まれていたようで、これがAF精度の向上に一役買っていることが情報収集するうえで分かってきています。
具体的にどのように増えたメモリを活用しているかの情報ソースは見つかっていませんが、結果的に、暗い場所でも、光源波長が偏った単色LED光源下においても、実践撮影でAFが溶けていると感じることはほぼなくなりました。
このAF精度の向上こそが、このカメラに持ち変える最大の意義だと思っています。
特に、マイクロフォーサーズの深い被写界深度特性をあざ笑うかのようにF1.2~F1.8の明るいレンズで近接撮影するような人にとっては、初代OM-1と比べて次元の異なるガチピン精度にキモチクなれることでしょう。
フラッグシップに求める機能の一つにAF性能があります。
普及機では、暗所性能に弱かったり、低コントラストの被写体にピントが合わなかったり、という問題も諦められますが、フラッグシップにおいては、撮影可能な範囲の拡大と、あらゆるシーンにおいて安定した精度が求められます。
先代OM-1の初代ファームではそれが欠落していましたが、OM-1 Mark II はその点をメーカーが猛反省してくれて、しっかりとフラッグシップらしいAF精度の撮影を楽しむことができる、頼もしい相棒になりました。
もし、まだこのAF性能を体感していない人がいたら、過酷な現場で試してみて欲しいなと思います。
先代OM-1の最初のファームで撮影したときは、ホント窓から投げ捨てたいレベルで全部ピントがズタボロ不安定で、どれもピントの芯を捉えてないような写真ばかりだったけど、ファームで改善。
— ハルカ (@mharuka1) March 25, 2024
しかし、OM-1 Mark II はそれを超えて、異次元のガチピン。#OMSYSTEM #OMDS #OM1Mark2 #OM1MarkII #OM1II
以上
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