iPad、ご先祖さまは tabula cerata かな?
今日、iPadはタブレットを代表する製品と言っても過言ではないと思います。「タブレットといえばiPad」と私の頭の中ではなっています。
ところが、古代ローマの時代にもtabula cerataというタブレットが存在したというお話しです。お付き合いください。
古代ローマでもタブレットが使われていた。
数学の歴史を紐解いていたら tabula cerata(タブラケラタ?タブラセラタ?)という語に出会いました。
tabula cerata はラテン語です。
tabula は「板」または「表」を意味します。
cerata は「蝋で覆われた」を意味し、「cera」(蝋)の過去分詞形で tabulaに合わせて
「-ata」という女性形の接尾辞が付いています。
それで「ワックスでコーティングされた板」あるいは「蜜蝋で覆われた板」ということになります。
木製の板に蜜蝋を塗り、文字を書くために使用されていたのがtabula cerataです。古代ローマで使われた最も一般的な筆記用具だったそうです。
tabula cerata についてBARDに訊いてみた
その回答をご紹介します。
安価で製造が簡単、そして持ち運び、書き直すことができて繰り返し使える。
学校で勉強するための教科書や、手帳、メモ帳として使用されており、絵も描けたんですね。
また、書簡や契約書などの文書を作成するためにも使用されていたと言うのです、
Wikipediaにもこんな記述があります。ご覧ください。
iPad は現代の tabula cerata
と言うことができましょう。
なを、tabula は今日、PDFファイルから表を抽出するオープンソースのツールの名称として使われているようです。表の形を保ったままテキストを抽出できるあの機能ですね。
下をご覧ください。
古代ローマでもタブレット・ライフがあり、tabula cerataが学生さんや生徒さんたちをはじめ人々の大切なツールだった。そして今、私たちはiPadを使って楽しんでいます。
ここまでです。お付き合いくださり有難うございました。
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