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iPad、私のためのアクセシビリティ (その2)

高橋洋之著『iPadがあなたの生活をより良くする』(以下「本書」と呼ばせていただきます)を読んでアクセシビリティを見直しました。それで、僭越ですが本書を紹介させていただきながら、私にとってのアクセシビリティの話をさせていただきます。今回は その2 です。お付き合いください。

なお、前回の投稿を貼っておきます。良かったらお読みください。

知っていればサポートできる

これ↑は本書にある言葉です。なるほど、と思いました。

アクセシビリティは痒いところに手が届く仕組みです。誰にとっても有用ですが、私のような障害を抱えている人にとっては特に有り難い仕組みです。

しかし、知らなければその便利な機能を使うことが出来ません。そして、知らないことを知るのは、必ずしも容易なことではありません。

iPadのアクセシビリティの設定項目を見ても、それがどのような機能なのか、すぐには分からない、それが実際なのかもしれません。

項目名に多少は慣れたからでしょうか、笑わないで下さいね。この頃やっと、それぞれの項目名がおよそどのような機能を意味しているのか分かるようになりました。

見当がつかないと触ってみる気になりません。
iPad初心者の方はチンプンカンプンで、見るのも嫌と感じられるかもしれません。私はそうでした。

そのうち慣れてきますが、それでも、いざ使えるものを探し出して設定しようとしても実際になるほどと納得して使えるようになるためにはいくつものハードルを越えねばならない、ということも多々あります。

そのハードルを超えて、その先にiPadとの楽しい付き合いが拓かれ、痒いところに手が届くようになります。

ですから、自らが知ると同時に、本書にあるように「知っていればサポート」することができるでしょう。

不自由を抱えている方、ご高齢の方はサポートを必要としています。そしてサポートできればその人のコミュニケーションが広がり、その人とのコミュニケーションも広がります。

アクセシビリティ・システムだけではない

私の関心はiPadのアクセシビリティです。それをアクセシビリティ・システムと言うそうです。

けれども本書ではアクセシビリティ全般にわたって言及されています。

つまり、
① インターネットやアプリケーションに触れるに際して、困って人が使い易くなるようなサービスデザイン
② 困っている人が実際に使う機器とその機能としてのアクセシビリティ
も取り上げられ紹介されています。

ことに②に関しては、著者の経験を写した画像が用いられており、著者による評価や課題が述べられています。興味深く読ませていただきました。

今回はここまでです。次回は個々人の障害に合わせてiPadのアクセシビリティへ接近するための本書の取り組みをご紹介しつつ、私の場合のことを書かせていただく予定です。
ここまでお付き合いくださり有り難うございました。

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