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IPad、全操作?使いこなしガイド2023

KindleでIPadの操作ガイドブック?を見つけました。2023年版です。感心したのでご紹介します。お付き合いください。

その名は『IPad全操作使いこなしガイド2023』(スタンダーズ株式会社発行、2023.3.5)です。印刷本なのだと思いますが、私はKindleの unlimitedの中からダウンロードして眺めています。

表紙には『本体操作とiPadOSのすべてがわかる操作事典』とあり、手元にあれば絶対に助かる、とも書かれています。

以下、私のおすすめポイントを書かせていただきます。

全操作を概観

本書はiPadの、たぶんその通りなのだと思うのですが、全操作をひととおり網羅しているようです。

全部で572の操作項目が基本操作からトラブル解決までの13セクションに分類され、巻末には用語索引が付いています。

1ページに1〜6項目が収まっており、項目事項がパッと目に入りやすいように表示され、配置されています。

巻末を含めると199ページ。ざっと一覧するには手頃なボリュームです。全部を概観しやすいと言えましょう。

知らなかったこと、なんと多かったことか。

ひととおり概観して認識させられたことがあります。それは操作に関して沢山のことを知らないでいたなあ、ということです。

私が初代iPadを手にしたのは12年前のこと。とりあえず触ってみて、見よう見まねで動かしながら、とりあえず使うことができるようになり、分かっているつもりになっていました。


しかしそれは、なんとなく操作の仕方を身につけたというだけのことで、自分の理解の範囲内で使ってきたに過ぎないことに気付かされました。

もちろん、折々にIPadの解説書を開いてはいましたが、OSの足早な進化と、それに伴う機能と操作のレベルアップから取り残されていたのでしょう。

それでも、初代IPadから使い続けてきたので、何とか追いついて行こうという気持ちを持ち続けることができているのだと思います。

中級者向き

知らないことがどれほどあるのか、それを知るのは容易なことではありません。そして、知るべきことがどれとどれかを弁えることも同様です。

初めてIPadに触れる方が難しいなあと感じる理由がそこにあるのだと思います。

本書は項目が多いので初心者の方にとっては、もしかしたら難解かも知れません。とりあえず必要な基本的な操作について丁寧に説明してくれる入門書のほうが初心者には適しているでしょう。

しかし、私のようにIPad歴が長いだけの者には有用です。痒いところに手が届くと言うか、もっと便利に軽快にiPadを使いこなすことができるぞ!と声をかけてくれています。

基本操作のおさらいとiPadの操作性を満喫するために

本書は一からiPadの操作方法を習得できるように順序よく書かれています。

中級者は基本操作を確かめ、おさらいすることができます。繰り返しますが、私のような自己流で使ってきた者には有り難いです。

(知識があやふやだと使い方が進歩しませんね。これは私の実感です。)

今回、読ませていただいて、IPadが操作性においても良く考えられていると思わされました。

知らないで済ませてきたことが多々あったんだなあ、と気付かされたことでした。

iPadOS16に対応

2023年版ですから本書は当然iPadOS16に対応しています。ちゃんと新機能が織り込まれています。今のうちに手にとってサラッとで良いので眺めてみると良いですね。

巻末に用語索引が

すでに申し上げましたが、全部で572項目、本書にはiPadの操作のあれこれが、実に細かく整然と記載されています。

その多彩な項目の中から必要な記事へさっとたどり着くことができるように用語索引が巻末に用意されています。

文字が小さくて、私のような老人はピンチアウトして画面を拡大する必要がありますが、それだけ懇切な索引となっています。

アクセスビリティーに言及なし

一つ了解しておくことがあります。それはアクセスビリティーの機能と操作について取り上げられていないことです。

無理もないと思います。多くの誌面を必要とするからです。

アクセスビリティーについては『闘病した医師からの提言、iPadが あなたの生活をより良くする』(高橋洋之著、日経BP)と言う良書がありますので、是非、参考になさって下さい。

今回ご紹介した『IPad全操作使いこなしガイド2023』(スタンダーズ株式会社発行、2023.3.5)は手元に持っておくと便利な一冊です。お勧めします。

ここまでです。お付き合いくださりありがとうございました。






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