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iPad、私のためのアクセシビリティ (その1)

『iPadが あなたの生活をより良くする』(高橋洋之著、日経BP)を読んでアクセシビリティを見直しました。この本の紹介がてら、私にとってのアクセシビリティの話です。今回はその1です。お付き合いください。

障害のある人が使うと便利

アクセシビリティ ac·ces·si·bil·ity とは「利用可能」という意味でしょうか。
よく考えずに アクセシビリティ をいじっては iPadでもiPhoneでも便利な機能を探し出しては使ってはいました。

なんとなく特殊な(レアな)機能をまとめて提供してくれているのがアクセシビリティなのだろうと思う程度でしたが、著者の高橋洋之氏は「障害のある人が使うと便利な機能を『アクセシビリティ』と呼びます。」と説明してくれています。

それを読んで、ハッとしました。「そうか、私のための機能だったのか」と。
そして、レアな機能が集められているアクセシビリティに合点がいきました。

障害者もiPadを十分に楽しむことができるようにと考えられているわけですね。

障害と言っても人さまざま。
私の場合は脳出血による左半身麻痺です。ことに左脚と左腕が不自由です。左手は何の役に立ちません。物を掴むことも、移動させることもできません。つまり、自分では自分の左手を思いのままに動かせないのです。
そのため、他の身体的コンディションのこともあって、私は一枚の板状のタブレットをPCの代わりに使っています。iPadがあるので、おおいに助かっています。

高橋氏の著書に触れて、改めて、そのアクセシビリティの一つ一つの機能を詳しく見てみたい、と思うようになっています。

人それぞれ、痒いところに手が届く

考えてみると、人は皆個性的です。身体的な特徴も均一ではありません。障害とは言わないまでも、その人固有の他の人にはない不自由を何か(固有生を)抱えているのではないかと思います。

そう考えるとアクセシビリティとは、「人それぞれの 痒いところに手が届く便利な機能」という意味になるでしょうか。ですから、

人それぞれに、その「生活環境や仕事環境を良くすることを目的とする」(高橋氏)と言えましょう。

なんだか楽しくなってきました。

高橋洋之氏はこう記しておられます。
「みんながハッピーになるためのアクセスを提供する、創り出す、それがアクセシビリティです。一緒にこの新しい世界を楽しんでいきましょう。」


今回はここまでです。お付き合いくださり有難うございました。

追加です。

余計なことですが、私の持っている英和辞書でaccessiblityを引くと形容詞accessibleの説明の中に名詞形として登場します。読みながら、iPadのアクセシビリティに負けず、私も気さくで話しやすく、文章はaccessibleでありたいと思いました。
現実は程遠いのですが、、、

ac・ces・si・ble 
1<物・事が>«人にとって»(簡単に)入手できる, 手が届く, 使える«to»
▶The computer lab [record] is readily accessible to all students.
そのコンピュータ室[記録]は簡単に全学生が利用[閲覧]できる.
2<場所などが>«人にとって»(簡単に)行ける«to»; 車椅子で利用可能な
▶The hotel is accessible only by car.
そのホテルには車でしか行けない
▶a website accessible to everyone
誰もがアクセスしやすいウェブサイト.
3<人が>(偉くても)気さくな, 話しやすい.
4(ほめて)<物語・作品などが>«人にとって»わかりやすい, 気楽に楽しめる«to».
5<人が>«…に»影響されやすい«to».
ac・cès・si・bíl・i・ty名
ac・cés・si・bly副

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