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私のAI君、「リートン」の画像生成がユニークで面白い

iPadで私も使わせてもらっている、生成AIサービス「リートン」の画像生成が面白い、というお話です。お付き合いください。

後発のサービスなのでご存じない方もおられるかも知れません。「リートン」は無料て使える生成AIサービスです。

ただし、OpenAI社やGoogleのように独自の大規模言語モデルによって運用しているわけではなくて、GPT-4を含むいくつかのAIモデルを組み合わせて「リートン」という一つのサービスを構築し、運用しています。

いろいろとユニークな機能を取り込んでいるのですが、ここで画像生成のことをご紹介したいと思います。

Stable Diffusion XLが組み込まれている

名前を聞いたことはありましたが意識して使ったことがなかったStable Diffusion XLという画像生成AIサービスが取り込まれています。

SDXL(Stable Diffusion XL)は、Stability AI社が開発した画像生成AIで、Stable Diffusionの最新モデルだそうです。この最新モデルをリートンが取り込んだのは最近のことだと思います。リートンの画像生成は1ヶ月前とは明らかに違うからです。

従来のモデルよりも画質が飛躍的に向上しており、以下の特徴があるのだそうです。

- **Baseモデル**と**Refinerモデル**の2段階の画像処理を採用し、より高画質な画像を生成できます。
- **UNet バックボーン**を活用し、画像から画像を生成する「img2img」において高性能を発揮します。
- パラメーター数が2倍以上に増加し、モデルの複雑さや性能が向上しています。
- デフォルトの画像生成サイズが**1024x1024**になりました。
- 実写のような画像からイラスト、漫画、アニメなど幅広いスタイルの画像を生成できます。

とのこと、説明を読んでも私には何のことか正確には理解できませんが、最新のもののようです。こんな可愛い画像も生成してくれます。

Japanese SDXL も

加えて日本特化の画像生成AIモデル「Japanese SDXL」が搭載されています。

これは前述の英語版のSDXLモデルをベースにしており、日本語入力に対応し、日本の文化やスタイルを反映した画像を生成することができるモデルです。

こんな特徴があるそうです。

- 日本語のテキストプロンプトに直接対応し、日本語特有の表現を認識可能。
- 日本の広範囲な文化やアート、伝統的なものから現代的なものまで含め、それらを反映した高解像度で質の高い画像を作成することが可能。
- SDXLに比べ、より効率的な推論が可能になっています。

商用利用も可能で、プロダクトデザイン、建築・インテリアデザイン、プロモーション資料・広告の制作、ゲーム・メタバース・映画制作など、様々な分野でのアイデア出しやビジュアルコンテンツの生成に利用されています。

私はこのJapanese SDXLが気に入っています。日本的な雰囲気を持った画像をきちっと生成してくれるからです。

これは芭蕉の句「旅人よ 黒き鳥を越えよ武田の雪」を画像化してくれたものです。無理のない画像となっています。

下は日本の秋をイメージしたものですね。

こんな富士の画像もお手のものです。いずれもJapanese SDXLならではのことかと思います。

リートンも他に負けじと進化しています。

新しくチャットを開始する時に、どのモデルを使うのかを選択することができます。良かったら一度お試しください。リートンの画像生成はユニークで面白いです。お勧めします。

ここまでです。お付き合いくださり有り難うございました。

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