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iPad、私のためのアクセシビリティ (その4)

高橋洋之著『iPadがあなたの生活をより良くする』(以下「本書」と呼ばせていただきます)を読んでアクセシビリティを見直しました。それで、僭越ですが本書を紹介させていただきながら、私にとってのアクセシビリティの話をさせていただきます。

今回は その4、アクセシビリティタグを手繰(たぐ)ってみる、です。お付き合いください。

前回の記事を下に貼っておきます。良かったらご覧ください。

アクセシビリティタグ別「目次」

本書は順を追って読むのも良いですが、タグ別に整理された目次が巻末に載っているの、自分に合ったタグを手繰って読み進むこともできます。

Kindle版だと目次の項目名から本文の該当箇所にワンタップで飛んでくれるので手繰りやすいです。

身体タグを手繰る

本書が設けている7つのタグのうち、私は最初に「身体タグ」を手繰ることにしました。

身体タグを最初に選んだのは、私が脳出血による左片麻痺を患っているからです。
障害は人によって様々です。詳しくお話し致しませんが、右手指は自由に動くと言う状態です。

身体タグが付いている箇所は決して少なくないです。身体障害と言っても様々ですから多岐にわたるのでしょう。

その中から、まず私にとって必要性の高そうな箇所を手繰ります。

最初に該当するのは4章「何気なく使っている便利なアクセシビリティー」の中で取り上げられている「音声で文字入力」「AssistiveTouch」「離れていても出会えるテレビ電話・FaceTime」です。

いずれもすでに親しんでいる機能ですが、読んでみました。

音声で文字入力

まず「音声で文字入力」です。音声入力、ストレスを感じることなく使えるようになりましたね。

本書には、設定の仕方、使い方、句読点や記号の入力など、必要な情報がすべて記されています。

オンキーボードからだけでなく外部キーボードからも音声入力を起動できるのですね。本書を読んで初めて知りました。

また句読点や記号の読み方の一覧表があり、いくつかの記号の正しい呼び名を知ることができました。活用したいと思います。・☺ ;-)の3つは私の場合はキーボードで打つよりも音声で入力する方が速く入力できそうです。

AssistiveTouch

ご存知のように、液晶画面上に現れる白い丸印のアイコンです。知る人ぞ知る別名「幽霊ボタン?」です。

YoutuberのNezumiさんという方がiPhone上に現れた白く半透明 なAssistiveTouchのアイコンが幽霊のようにふらふら?移動出来るのを見て「幽霊ボタン」と呼んだそうです。それを聞いて私もそう呼ぶことにしました。

これをタップ、ダブルタップまたは長押しして、メニューを表示したりアクションを実行したりします。

そして、この幽霊ボタンは画面の上下左右の辺(枠)に沿ってどこにでも置くことができるので便利なボタンです。

指を使ったスワイプやピンチといった操作、マウスでのクリック、ボタンを押しながらマウス移動といった操作が難しい人に、その代わりになる仕組みが提供されています。

私は幸い右手で上記の操作は可能なので、どうしても必要なわけではありませんが、使って損のない便利なボタンなので以前から自己流ですが使っていました。

しかし、使い方を完全には理解していなかったので、本書によって多くのことを新たに知ることが出来ました。

テレビ電話・FaceTime

オンラインで顔と顔を合わせて会話をする機会が増えました。そのためにAppleが提供している純正アプリがFaceTimeです。iPadOSをインストールすると自動でインストールされます。

1対1でも可能ですが複数人でグループチャットをするような感じで使うこともできます。Apple製品同士でなくてもAndroidやWindowsの端末とも繋がるようになったので利便性が増しています。

本書はここでもその使い方をもれなく紹介してくれています。

面白い動画をご紹介します。この動画の中にFaceTimeが使われている場面が豊富に登場します。

私のように外出するのが難しい者にとっては使いたい機能です。

今回はここまでです。次回に続きます。

お付き合いくださり有り難うございました。

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