生成AIを使って聖書研究に取り組んでいます。そのお裾分けを記事にしています。
今回はルカによる福音書9章51-56節、使う生成AIはPerplexity Proです。お付き合いください。
テキストのご紹介
テキスト概観
短いテキストですが、PerplexityでLlama3.1 70b(Sonar Large)によるテキスト概観をご紹介します。
この回答はコンパクトで落ち着いた説明になっていますね。
[雑談] Perplexityによる聖書研究について
PerplexityはWebからの情報を上手に利用するサービスとして知られています。そして、情報源も明示してくれるのでファクトチェックが可能です。
以下は聖書研究に限ってのことですが、そこから観察できるPerplexityの特徴をご紹介します。
Web検索に長けているPerplexityをそのままに使って得られる回答はそれはそれで役に立ちます。しかし、さらに深掘りしたいという要望には応えきれないという弱点が見られます。
今回はしかしPerplexity Pro(有料版)を試しています。Pro版は深掘りが可能です。と言うのはいくつかのAIモデルを選択することができるようになっているからです。ChatGPT4oやClaude3.5sonnet、Llama3.1などのトップランナーも選択可能です。
また、フォーカスという機能があって利用者の求める関心の傾きに沿っていく種類かの使い分けができるようになっています。
そのような手の込んだ生成AIサービスであることを良く理解して使いこなすことが肝要かと思います。(興味深いのですが私はまだ習熟してはいません。)
聖書研究に関しては、聖書の言語とその時代の諸言語や歴史的文化的な背景を理解する必要があります。また、聖書と現代に至るまでの歴史や文化との関連、さらには長い研究の歴史があり、その成果に関するInsightも求められます。
それらの膨大な知識はWeb上で簡単に散見できるというわけではありません。膨大な情報の蓄積(ラーニングデータ)と上質なAIの仕組みが必要です。
その上でAIの賢い使い方を身につけることによって聖書研究にとっても深掘り可能な有用なツールとしてAIが機能してくれるということになります。
私はAIのツールとしての能力の現状を理解し、賢い使い方を身につけたいと思って生成AIとお付き合いをしています。PerplexityProはそのために役立つAIサービスの一つです。そう思われます。
雑談はこのくらいにして、お裾分けに戻ります。深掘りの一端をご紹介します。
重要な用語
テキストに用いられている重要な用語を抽出し、短くごく簡単に解説してもらいました。
気の利いた回答だと思います。節ごとにテキストの流れに沿って重要な用語を抽出してくれています。また、聖書のギリシャ語が表示されています。それによって更なる深掘りが可能です。
上記1.の詳しい説明を求めたので、その回答をご紹介します。
「顔を向ける」とか、「顔を上げて堅く向けた」という言い回しですね。それで、「決意を固める」や「決意を固めて」という意味になるのでしょう。
それは「よそ見をしない」ということでしょう。弟子たちはよそ見をしたようです。
現代の神学者の解釈
現代の神学者たちのテキスト解釈を紹介してもらいました。
ここで取り上げている神学者のうち私が知っているのは三人だけです。他の人のことは生成AIで調べることができますね。それも深掘りの一部になります。
編集史研究のパースペクティブからのテキスト理解
福音書研究の一つに編集史という方法論があります。1970年頃から盛んに取り組まれました。ルカによる福音書の研究が先駆けとなりました。その方法論のパースペクティブによるテキスト理解を求めたのでご紹介します。
今回はここまでにします。お付き合いくださり有り難うございました。