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M-HAND Structure

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Web制作会社として約20年の経験で培った知見をベースに、置かれている環境や社内制度、仕組み、制作のプロセスなど、Web制作界隈で働く人たちが興味を持ちそうなテーマに関する記事を…
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#ビジネスモデル

「予算配分」から考える、 Web制作会社のビジネスモデル。M-HANDの工数の算出方法。

エムハンドの山手です。 今回はWeb制作会社の「予算配分」について書きます。弊社の予算配分や作業工数の算出の方法などもご紹介したいと思います。Web制作の現場でスケジュール管理してる方や、見積もりを作る方などの参考になればと思います。 今、日本では物価が上がらないデフレの状態が続いていますが、ホームページ制作の費用も同様にデフレになっていると思っています。前回もお話しましたが、Web制作会社では年々、ケアしなければいけないことや、対応しなければならない作業が増えています。こ

「制作フロー」から考える、Web制作会社のビジネスモデル。M-HANDのロジックも全部公開。

1. はじめにWeb制作会社には共通するジレンマがあります。 会社として成長すればするほど依頼案件の難易度が高くなり、人を増やせば増やすほど社内ルールが複雑化していきます。 また現代は、IT関連の技術革新がすさまじい勢いで進み、トレンドが変わるスピードは速く、高度なセキュリティ対策も求められる時代です。年々やるべきことが増え、ハイレベルな対応が必要な時代に、臨機応変にあたることができない会社は取り残されてしまいます。 とはいえ、人的リソースは限られています。 働き方改革や