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Web制作会社として約20年の経験で培った知見をベースに、置かれている環境や社内制度、仕組み、制作のプロセスなど、Web制作界隈で働く人たちが興味を持ちそうなテーマに関する記事を…
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#マネージメント

「技術力=マネージャー」ではない 制作会社のマネージメントで役立つ おすすめ書籍5選

今回の記事はWEB制作会社でマネージメントしてる方、目指してる方に読んで欲しい5冊です。 どの本にも書かれてます。マネージメントは「特別な能力やセンスは必要ありません」と。私もそう思います。19年間、社長していますが、特別な能力ではありません。 僭越ながら1つだけマネージメントについてアドバイスするならば、技術や知識としてマネージメントを学び、自分に合ったスタイルでマネージメントすることだと思います。 マネージメントは決して持って生まれた能力ではありません。陥りがちな失

リモートワークを振り返る変化、気づき、改善とこれから。新しい時代の組織の作り方。

2020年3月以降、リモートワークが普及してから皆さんの会社にはどんな変化がありましたか?今となっては出社を前提とした働き方が懐かしいですね。 今回は、Web制作会社である弊社のリモートワークで起きた変化と気づきと改善、そして、これからについて書きたいと思います。 ・・・ 1. エムハンドのクリエイターは7割以上がフルリモートワーク弊社ではデザイナーやエンジニアの75%はリモートで在宅勤務です。希望者は2020年3月以降、フルリモートワークに切り替えました。 コロナ以

ホームページ制作で重要なコンセプトの言語化は、Webディレクターの重要な仕事

今回は、ホームページの制作前のコンセプトの言語化を大事にしようというお話です。 コンセプトを言語化はWebディレクターの重要な仕事です。制作における数ある工程の中でもセンターピンのような業務になります。ボウリングでは、センターピンをうまく狙えばストライクが取れます。つまり、コンセプトの言語化は、業務を成功させるために重要な位置づけにあるということです。 コンセプトを言語化する際は、制作着手前にクライアントに対してヒアリングすることから始めます。コンセプトを決める要素として

正しいWeb制作会社の選び方。Webで成功してる会社は、担当者との相性だけで選ばない。

中小企業の経営者の方、企業のWeb担当者の方へ、Web制作会社側から見たWeb制作会社の選ぶ手順と、ミスマッチしない選び方を解説したいと思います。Webのことはよくわからない、デザインセンスがない、そんな方でも、希望の制作会社が見つかる方法ですので、参考になれば幸いです。 ・・・ 1.Web制作会社を選ぶ手順最初に結論を簡単にまとめます。 電話やメールでお問い合わせするのは5~6社にしてください。実際に打ち合わせ話しを聞くのはその中の2社で十分です。そして、発注する1社を

会社と従業員のための「業務委託契約書」 抑えておくべきポイント

Web制作の際に結ぶ契約書を業務委託契約と言います。何が書かれている契約書かご存知ですか? 仕事をする時に結ぶ契約書であることはご存知かと思いますが、現場で働く人にとっては小難しい文章で書かれてますので、「よくわからない」というのが現実ではないでしょうか。 今回の記事は弁護士さんが解説するような切り口ではなく、現場のWebディレクターの人たちでも、理解が深まるように解説してみたいと思います。 ・・・ 1.業務委託契約書の内容業務委託契約書に書かれる内容は、おもに下記の

コンペで勝ち抜くプレゼンテクニック 受注率を上げる7つの要素

Web業界で新規案件の受注といえばコンペです。 エムハンドでは「万年2位で落選」という時代を長く経験しました。複数の制作会社の中から最後の2社までは残るのですが、あと一歩及ばない。そんな一番しんどい失注です。そこから工夫を重ねて、受注率改善につなげてきました。今回はエムハンドでコンペの際に意識している7項目をご紹介したいと思います。 ・・・ 1.プレゼンの順番が重要エムハンドの参加するコンペは5社程度の競合で争うことが多いです。1社目と5社目では、クライアントからの質問の