読んだら人生が動き出す本に、出会ってしまった話 その①
皆さま、明けましておめでとうございます。年末年始は、いかがお過ごしでしょうか。
私は年明け早々、大変な本に出会ってしまいました。
「地平線を追いかけて 満員電車を降りてみた 自分と向き合う物語」
紀里谷和明/著 文響社
本のタイトルから、仕事を辞めて旅に出る、というような自己啓発本かなぁと思っていたのですが、全く違った、、。
2022年、1番読んで良かった本は、私にとって間違いなくこの一冊です!!
と声を大にしてご紹介したいくらい(2022年が始まって、まだ3日なのに!笑)、心に響いた本でした。
内容は、
悩みを抱えた人の前に忽然と現れる、「出会えば誰もがしあわせになれる」と言う不思議な劇場。その劇場に出会った主人公たちと、劇場の支配人によって展開していく、という物語です。
始まりは、この一節。
いきなり、ドキドキしますよね。
ただの物語ではなく、サブタイトルにあるように“自分と向き合う物語”なのです。
読み進めると、心の見たくない部分をこじ開けて、向き合わなければいけない。それがとても苦しい。何度も逃げ出したくなりました。自分と本気で向き合う覚悟がなければ、読めなかったと思う。そう考えると、必要なタイミングで、必要な本と出会うことができるのかもしれないなぁと。
このお話を読み、私が自分と向き合い考えたこと、気付いたことをまとめようと思います。
本当に欲しいものは、何?
突然ですが、欲しいものや望みは、ありますか?
私の持っていた望みの一部は、
「お金が欲しい」「起業したい」「成功したい」「パートナーが欲しい」「オーストラリアに住みたい」。
、、、、何で?
、、、え?
色々な願いや欲望の、核心に迫る。
私はつい最近まで、これを“やったつもり”でいました。
私の場合この問いに答えていくと、「人からすごいと言われたい」「価値ある人間だと思われたい」という思いが出てくる。
そうなんです。自分の求めていることは自分の本心から来ているものなのか、それともメディアやSNSなどの情報で、それがないと幸せになれないと思わされているだけなのか。
そして“他人と比べる”ことで自分の価値を測っているのではないか?
核心=ほんとうに自分の心が望むもの
では、核心に迫るためには、どうすればいいのか?
それは、とにかく自分へ質問をしまくる。
・何故そう思うの?
・本当に?
これが、本当に大切なこと。
私はまさにこの状態でした。こうあるべき、こうした方が幸せ、という“他人”や“社会”が望む人生と、自分の望むものがごっちゃになっていたんです。
でも、自分には〇〇が足りない=そんな自分はだめだ、違う自分にならなければ
という思考だと、足りない穴を埋めるために行動することになる。
そして、「お金持ちになるには」「望むものを手に入れる方法」というhow to本などに答えを求めることになったり。
それだと、そもそも目的が、“足りないものを埋める”になるので、いつまで経っても自分のほんとうの幸せは得られない。
本当に自分はダメなところしかない人間なのか?変わらなければ、価値のない人間なのか?
ここに引っ掛かりがある場合、一度紐解いてみる必要があるんです。
本来持つ必要のないコンプレックスを解決するために生きていくのは、もったいなくないですか?
また、「バカにされたくない、笑われたくない」という思いも、
誰に笑われたのか、自分を笑った人は今も自分の事を笑うのか、と考えていくと、今はもう問題じゃなかったり、大切な人はそんなことしないと気付いたりする。
そもそも、自分の事をバカにしたりダメだと思っていたのは自分だけだったり。
人からどう思われるか、過去にこんな経験をした、ということは、私のこれからの人生には本来関係がないのです。
それが腑に落ちるまで、自分の考えを掘り下げていく必要がある。
いつまでも、誰のか分からない人生を歩いていていいの?!それで、楽しいの?楽しくないじゃん、、、
と、改めて気づいたのでした。
“答えは自分の中にある”ってよく聞く言葉だけど、本当に、これに尽きる。
本音と向き合うのは時間がかかるし、苦しいけど、そこを越えないと、進めない。
長々と書いてしまいましたが、自分の内側を深掘りしていくことの大切さを改めて感じたのでした。
つづく、、
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