ALGS Year 4のSplit 1 Playoffによる、Split 2 Playoffの枠数変動の規則

ALGS Year 4 Split 1 PlayoffのFinalsが現在(日本時間2024年5月6日午前9時)進行中である。このSplit 1 Playoffの成績によって、Split 2 Playoffの地域ごとの進出チーム数が変動する。

Split 1のチーム数

Split 1時点では、チーム数は以下の通り。

  • 北米 - 12チーム

  • APAC北部・APAC南部・EMEA - 各8チーム

  • 南米・中国 - 各2チーム

Playoffポイント

ALGSチャンピオンシップに進出するためのポイント、Playoffポイントを、Playoffの順位により獲得する。その点数は以下の通り。

  • 1位 - 500点

  • 2-6位 - (500-順位×40)点

  • 7-11位 - (380-順位×20)点

  • 12-21位 - (270-順位×10)点

  • 22-31位 - (144-順位×4)点

  • 32-40位 - (82-順位×2)点

枠数変動の規則

基本的に、以下の規則に基づいて、変動をすることになる。

  • 総Playoffポイントは4720点なので、1チームあたり118点をとるのが期待値

  • (チーム数×118-58)点を取れなかった地域は、枠数が1削減される。(チーム数×118-176)点を取れなかった地域は、枠数が2削減される

  • 逆に、(チーム数×118+59)点以上取った地域は、枠数が1増加する。(チーム数×118+177)点以上を取った地域は、枠数が2増加する

ただし、以下の制約条件がある。

  • 北米地域は12より増加することはない

  • 南米・中国は2より減少することはない

また、増加数と減少数が一致しない場合の規則は以下の通り。

  • 増加数が減少数より少ない場合

    • まず、より高いパフォーマンスを行った地域から順番に枠数の割り当てを受ける。1枠目の割り当てを終えた後、2枠目の割り当てに入る

  • 減少数が増加数よりも少ない場合

    • まず、より低いパフォーマンスを行った地域から順番に枠数の削減を受ける。1枠目の削減を終えた後、2枠目の削減に入る

現状に基づく、枠数の増減

Finalsより前の状況は以下の通り。

  • 北米 - 9チーム残存

    • 残りのチームの点数合計は122点(22位(56点)・24位(48点)・32位(18点))

  • APAC北部 - 3チーム残存

    • 残りのチームの点数合計は120点(21位(60点)・30位(24点)・31位(20点)・34位(14点)・40位(2点))

  • APAC南部 - 3チーム残存

    • 残りのチームの点数合計は98点(26位(40点)・29位(28点)・35位(12点)・36位(10点)・37位(8点))

  • EMEA - 5チーム残存

    • 残りのチームの点数合計は112点(23位(52点)・25位(44点)・33位(16点))

  • 南米 - 36点で確定済み(28位(32点)と39位(4点))

    • このため、Split 2 Playoffの枠数は2で確定

  • 中国 - 42点で確定済み(27位(36点)と38位(6点))

    • このため、Split 2 Playoffの枠数は2で確定

本則に基づく枠数増減は、以下の通りとなる。

  • 北米

    • 12枠の維持には1258点が必要

    • 11枠の維持には1140点が必要

  • APAC北部・APAC南部・EMEA

    • 8枠の維持には886点が必要

    • 7枠の維持には768点が必要

    • 9枠目の割り当てを受けるには1004点が必要

    • 10枠目の割り当てを受けるには1122点が必要

このため、

  • 北米は9チームで

    • 1018点を取れなかった場合は10枠に削減される

    • 1019点から1145点しか取れなかった場合は11枠に削減される

    • 1146点以上を取った場合は12枠を維持する

  • APAC北部は3チームで

    • 648点を取れなかった場合は6枠に削減される

    • 649点から765点しか取れなかった場合は7枠に削減される

    • 766点から883点の場合は8枠を維持する

    • 884点から1001点の場合は9枠に増加する

    • 1002点以上を取った場合は10枠に増加する

  • APAC南部は3チームで

    • 670点を取れなかった場合は6枠に削減される

    • 670点から787点しか取れなかった場合は7枠に削減される

    • 788点から905点の場合は8枠を維持する

    • 906点から1023点の場合は9枠に増加する

    • 1024点以上を取った場合は10枠に増加する

  • EMEAは5チームで

    • 656点を取れなかった場合は6枠に削減される

    • 656点から773点しか取れなかった場合は7枠に削減される

    • 774点から891点の場合は8枠を維持する

    • 892点から1009点の場合は9枠に増加する

    • 1010点以上を取った場合は10枠に増加する

となる。Playoffのチャンピオン争いだけでなく、地域ごとの枠数増減からも目が離せない。

追記: 結果に基づく、ポイント数

  • 北米 - 決勝進出チーム合計で1870点。このため枠増減なし

    • 2位(420点)・4位(340点)・6位(260点)・8位(220点)・9位(200点)・13位(140点)・16位(110点)・17位(100点)・19位(80点)

  • APAC北部 - 決勝進出チーム合計で950点。このため+1枠

    • 1位(500点)・3位(380点)・20位(70点)

  • APAC南部 - 決勝進出チーム合計で610点。このため-2枠

    • 5位(300点)・11位(160点)・12位(150点)

  • EMEA - 決勝進出チーム合計で760点。このため-1枠

    • 7位(240点)・10位(180点)・14位(130点)・15位(120点)・18位(90点)

本則に基づくとこのようになる。だが、これでは増加1、減少3で、減少のほうが大きい。このため、APAC北部が+1枠、APAC南部が-1枠、EMEAは増減なしになるはずである。

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