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選択肢の存在と評価と

割引あり

Twitterに突っ込むシリーズです。

もうマガジン作るか……


選択肢の選び方は永遠の火種かもしれない

『ブレイブリーデフォルト』以来,スクウェア・エニックス 浅野チームの作品を遊んでいる者にとっては『トライアングルストラテジー』ももちろん遊ぶ準備をしている。
発売が『グランツーリスモ7』と被って予約購入を諦めたが……

恐ろしくコメントしづらい話題なので,少しずつ箇条書きにて……

  • 浅野チーム作品は「ファイナルアンサーを疑う」余地あってこそ

  • 自分が許せない選択は提示されたとて選ばない(真IVFとかカリギュラとか)

  • 最もナンセンスなのは提示されないこと(俺が『タクティクスオウガ』を投げた理由)

  • 最近のアトラス作品で感じるのは「何を選ぶか」よりも「なぜ選んだか」や「選択が首尾一貫しているか」が重視されている感

  • そこが納得できるものならノクターンやP5の分岐はちゃんと悩める(俺は真3HDで「変わらぬ日常,変わる心」を選び,P5Rでは「2016年版」を選んだ)

  • 追加が常に真とは限らない……

  • まぁポケモンのパッケージ分裂を許さない稀少数派のぼやきだが……

  • あとFEifも許さない((信条表明に条件を付けるな))

  • とりあえず『東亰ザナドゥ』を遊ぼう((選択の責任を学べる))

……これ何の話だっけ?

改めて書き直す

思うことをメモしすぎてiPad版Twitterアプリが壊れたので簡潔に……

提示される可能性を自分の信条に照らしてどう判断するか,なぜその判断をしたか,なぜ選ばなかったか,自分はどう行動するか,己を問い直すことを重視する者として「提示されない」ことは最善の否定に等しく感じる。
俺は最善の達成のためにあらゆる可能性を考えたいし,そこを諦めるのは命に不誠実だと信じている。
実際の解決方法が理想から離れたとしても,それは理想を求め試行錯誤したからこそ辿り着いた結論だ。
だから「話の美しさのために解決の模索を諦める」ことが,嫌いだ。

ちなみに『トライアングルストラテジー』について言えば,恐らく「提示された3つの価値観を選ぶに留めよ」という論だと解釈している。
しかし俺からすれば,何かを選ぶことは同時に,何かを捨てることだ。
特に妥協の余地無き選択においてはそれは顕著だ。
(今の黒海を想像してくれ)

あの作品内で起こった問題が解決された後の世界に,あの3つの価値観のどれか一つしか存在できない――
それは「解決」なのか?

話の美しさのために自殺するな

『真・女神転生III Nocturne』に限らず,Law/Chaosの2択のような「突きつけられる極論たち」に対しては,その選択肢に安易に乗らず,己を問い直して最善を目指す……という信念を貫いてきた。

「『ペルソナ4』の12月3日」と言えばおそらく伝わるだろう。

当時は自力攻略を諦めて,初めて攻略本を買ったな……

自分の選択肢の見方は,あの場面でくらった衝撃が由来になっていると勝手に思っている。

その場の勢いで雑に選ぶのは簡単だ。
それでも,真に後悔したくないならば,自分がその選択の責任をとり続けるならば,自分を忘れがちな時こそ自分を思い出し,振り返り,問い直し,選択肢を突き付けた者たちに反撃する気合で,未来を掴み取れ……

あのシーンにはそのような気合を感じたし,このシーンのために『ペルソナ4』があったのだと思える,10年以上経っても忘れられないシーンだ。

元々Law/Chaosの2択にしても,ボス戦が増えるのを承知の上でNeutralを突き進んだくらいだ。

『真・女神転生 Strange Journey』はSFC世代の過去作に倣って終盤にルートが3つに分岐する。

シュバルツバースに呑まれながら世界を混沌に委ねるか,
シュバルツバースを利用して秩序によるオーバーキルを果たすか,
それとも人間社会の最後の希望を背負う者たちとして,最後の反撃を食らわせるか……

当時は3周かけてすべてのルートを踏破する気概と時間があった(実際3周かけて踏破した)うえで,最後はNeutralルートで締めようと決めていた。
確か作中最強の隠しボスがNeutralルート限定だった気がするので,それも考慮しての判断かもしれないが,ストーリーに絞っても「当初の使命を途中で投げ出したくない」そして「自分が直面すべき問題から逃げたくない」ことから,間違いなくNeutralルートを選んだな……と思い返す。

そういえばDSi LL発売当初のカラーバリエーションが『SJ』のルート分岐そのままといわんばかりのラインアップだったのは面白かった。
(ワインレッド・ダークブラウン・ナチュラルホワイト)
もちろん黒を買ったぜ!

『ペルソナ4』にしろ『SJ』にしろ,あまりに都合の良いルートと言われる可能性はある。
それでも途中で最善を尽くせなくなることも,預かった思いを勝手に捨てることも,自分の許せる選択ではなかった。
だからルート選択に迷いはなかったし,後に『真・女神転生IV』でNeutralルートに進めなかったのはかなり悔しかった。
(なお分岐条件はひどく厳しかったらしい)

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