Tour of Japan (UCI2.1) St.5信州飯田
レース情報
距離 120.9km 順位 40位 総合 25位
レースレポート
今日から総合が大きく動く可能性のあるコースが続く。
そこで、今日はドリューとトマ以外で逃げを潰す、または逃げに乗り、基本的には優位な状況を作る。
さらに、あまり激しくない展開になれば、ラスト3周から、4人で一気にペースアップし、集団を破壊する作戦だ。
スタート直後から元喜さんと僕を中心に対応していく。
ぶっちゃけ、僕はこのコースで逃げで戦えるかと言われると中々厳しい。
1周目の登りペースでそれを感じたので、僕は逃げに乗るよりも、誰も乗れなかったり、強いメンバーが入った際の繋ぎ役として立ち回ることにする。
ただし、あまり強くないメンバーだった場合は僕が乗る意味が出てくるので、その際は逃げに乗れるように立ち回った。
中々逃げが決まらずに、2周目に入る。
この頂上では山岳賞が設定されており、それを狙った動きから逃げができる。
元喜さん含む8名ほどが抜け出した。
3周目に入る頃には、追走の動きが激しく、僕がそこに加わり、前と合流。
そのまま20名ほどに膨らんだ集団が先行する。
その登りで、またアタックがかかり、8名が抜け出す。
そこに、元喜さんとライアンが入る。
けっこう元喜さんに動いてもらっていたのも、かかわらず、入ってくれるのがさすがだ。
キナンとしてはライアンと元喜さんが入ったので、逃げでも勝負できると判断した。
すぐさま、僕は集団に蓋をするような形で前に出る。
同じく逃げに乗せたトリニティや他のチームも前で止まったために、逃げが確定する。
主要チームがほぼ乗ったこともあり、完全に止まる。
逃げに乗せれなかった愛三が引き始めるも、前のメンバーが中々強力だったこともあり、中々縮まらない。
消耗だけして終わってしまうためか、1周も引かずに辞めてしまった。
これにより、さらに集団は止まる。
一気にタイム差が2分に開く。
一度チームでまとまって話す。
前に乗っていて、総合に関係ある選手が3名。
岡選手とカーター選手、キンテロ選手だ。
それ以外は大きくタイム差が離れているため、問題ではない。
その3人も明日の富士山で、トマ、ドリューの敵ではないので、まだ僕らは焦る必要はない。
ということで、一旦ステイの判断。
敵チームの動きを見る。
どこも引かないため、さらにタイム差が開き4分に、、、
チームでは引けないため、散発的なアタックがかかり始める。
僕は適当に捌いて、変な追走が生まれないように動く。
アタック合戦が落ち着き、総合成績上位のトレンガヌがコントロール開始。
逃げに追い付くというよりは、タイム差を縮める動きだ。
そこに右京も加わり、少しタイム差が縮まるも、残り3周。
前では動きがあり、元喜さんとライアンが苦しいと情報が入る。
キナンとしても、タイム差をもう少し詰めておきたかったので、僕も牽引に加わることに。
ラスト2周に入るところから、前に出て引こうとしたタイミングで右京が組織的にペースアップ。
とりあえず、集団でクリアする。
前では元喜さんとライアンが戻ったこともあり、引くのをやめ、トマとドリューのサポートに徹する。
登り口ではしっかり前方に位置取りを行い、2人が確実に遅れないようにした。
ラスト1周。
タイム差は以前縮まっていない。
逃げ切りは確定だが、総合陣がタイム差を詰めるためペースアップ。
僕はここで耐えきれなくなり、ドロップ。
そのまま流してゴール。
ゴール直前に無線が入る。
ライアン2位!!
一度千切れているのに、追いついてしっかり表彰台!
さすがだ。
元喜さんの動きがなければ、ライアンも残っていなかっただろう。
2人とも最高!
今まで、このコースでは耐えることしかできなかったが、前半は前々で動き、ほぼ最後まで残ってサポートできた。
成長できていると思う。
ただ、もう少し登れて仕事できるようになるか、スプリント力を上げて、今までのステージで、せめて表彰台を確保できる力が必要だ。
もっと成長できるように頑張ります。
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