SixTONESがマンホールから吹き上がる水の勢いで私に襲いかかってきた

水溜りは見かけに寄らず深いから気を付けなさいという教え。
あんな教訓は全く持って無意味。愚の骨頂。
自我を取り戻す頃には湯船の如く肩までチャプチャプしちゃってる。
気付いたら五臓六腑に染み渡っていたアイドル界の染みチョコことSixTONESの話をします。

失礼ながらもうっすらと認識していた頃の彼らは青くて眩しくてギラギラしてるイメージだった。
そんな私とSixTONESのファーストコンタクト
つまりファーストSixTONESは京本大我様で。

彼はSixTONESの品性である。
彼がいるからこそアイドルグループの形を保てている…と私は思う。
もちろんSixTONESは全員粒揃いのパチイケスーパーアイドル。
でも側からみると結構なアレよ…6人が揃う歌番組の時の風貌とか完全に半グレなのよ。

そんな治安激悪グループの品性を1人で請け負っていると言っても過言ではない京本大我様。
福山雅治主演のTBSドラマ「ラストマン」で彼を見たとき、その端整な顔立ちとそれに似合わぬドスの効いた声、そして鬼気迫る演技がとても良かった。
途中まで顔と名前が一致せず、これからバンバン売り出されるタイプの実力派の若手俳優だと思ってみてた。

それにしても彼のルックスが私にぶっ刺さりまくっている。
私と言えば小3の頃、堂本光一の切り抜きをシールメーカーでシール化し、缶ペンケースの蓋の裏に貼り付けてふとした瞬間に眺める。この一連の流れを授業中の心のオアシスにしていた筋金入りのオタク。
同じ系譜の京本大我をスルーできるわけがないので、出会うべくして出会った運命とでも言うべきだろうか。

ところ変わってある日、SixTONESのYouTubeチャンネルを何となく流し見た。
SixTONESとのセカンドコンタクト。ここからは抜け出せないメイズランナーの始まりであった。

6人で仲良く楽しそうにワイワイ企画に取り組んでいる姿は、90年代のカウコンやジャニーズ運動会でのJ-FRIENDS、あるいはスマスマ伝説の5人旅回と重なって次々と見てしまった。別に先輩達と同じ事をしているわけではない。でも不思議とその影を感じるのは、先輩の背中を見て育った者たちの風格を感じるのだ。


そのまま流れる様にMVを見てみることに。Imitation Rainは既に知っていた。
デビュー曲の暗さと言う点でKinKiKidsの「硝子の少年」を彷彿とさせつつ、楽曲に感情を乗せながらも溢れ出さない表面張力ギリギリで歌い上げる様子が私には青くて眩しかった。

「こっから」はタイトルだけでちゃんと聞いてこなかったので「こっから」を再生。
最近のアイドル音楽と言えばK-popやその系列のグループに傾倒していた私が久しぶりに触れる音楽。

音数の多さと音域の広さ、そして全力疾走の数分に圧倒された。荒々しく、でも丁寧に歌い上げ畳み掛け6人で繋いでいくメロディライン。
すっげぇ耳に残る。思わず口ずさむけど歌えない…私なんかには口ずさむ事すら許されない。
これがグループの持つ力なのか?…これ歌番組で踊りながら歌ってんの?プロじゃん…努力じゃん…。

先輩達のやってきた音楽の印象とはまるで違うけど、敢えて言うなら西寺郷太プロデュース期のV6みたいなゴチャ混ぜの気持ちよさがある。
SixTONESってV6の曲めっちゃ合うと思うんだよね。
supernovaとかairとかwillとかFLASH BACKとかfAKEとか。
あのめっちゃおしゃれなやつ。
もしかして既に何処かでやった事ありますか?
まだだったらやりませんか?絶対やって下さい!!ねぇ!!!


……話を戻しましょうね。

とまぁ、K-POPみたいにコンセプトを固めた音楽は芸術点が高くて面白いけど、これはこれで各所の凄い人達が一堂に会するドラゴンボール的な良さがあるし、それが彼らの色にしっかりハマっていて凄く良い。

打ちのめされながら「音色」も再生。
こっちはニッコニコアイドルフェイスで青春エモソング奏でてやがる。
超良いじゃん。V6のUTAO-UTAOみたいな。
SixTONESこっちもいけんの?
まだ出会って数分なのに、幼少期を一緒に過ごした幼馴染の気分。そんな優しい顔で迎えてもらって良いのでしょうか…?

そしてライブ映像の切り抜きも見てみる。

「音色」の雰囲気のふの字もねぇ。私はお前達がわからないよ。0か100しかねぇんか。風貌がイカチぃよ。
暗いステージでもグラサン。ゴールドのネックレスとファーは麺の上に盛られた野菜の様にマシマシ、無駄な布もマシマシ。アイドル界の二郎系ラーメン。歩く貴重品BOX。

田中樹が特になんだよな。目に能年玲奈飼ってんのかってくらいキラッキラしたお目目してんのに怖ぇのよ。
でもこの人、歌ったところがキリングパート状態で安定感がハンパなくてかっけぇ。

「待たせたなトばすぜ一晩中」←こことか目の前で歌われたいすぎるだろ。想像するだけで動悸・息切れ・ひきつけ起こしそう。

客のポケットの小銭を漁るかの様にジャンプを煽り散らかしてるじゃん。シンプル怖い。
この状態のSixTONESには絶対に街で遭遇したくない。
ジェシーと田中樹の英語とラップでビビり散らかしてきたかと思えば
サーフ系森本慎太郎と浜のヤンキー髙地優吾がタイプ別ビジュアルで怯ませてくるし、
一番無害そうな京本大我と松村北斗。こういうインテリヤクザみたいな風貌が一番やばい。ハイトーンと低音ボイスの高低差で吹き飛ばされる。

なんなんSixTONESって。0か100の両極にとてつもないバリエーションを持ってやがる。
SixTONESって200色あんねん。

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