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直接的で簡易的なレター

集合体が醸し出す曖昧じゃなく
君と君の結束のむこうに潜みたい
浮足立つ必要のない雲の上に
横たわりたい

ふと鏡を見ると、まだ怪物がいる
君の残滓はいつだって罪悪感だ
君はゆるしてほしい
君はできないから、ゆるしてほしい

日々のいのちに慣れること
涙みたいな嬉しい時空で
しのいだり延ばしたり、
色の干渉し合う
揺れる地帯をうろうろしたり、

そんなはずないと言われて
何度も死んだ
こうあるべきだと言われて
何度も殺した
君の近くにいる人は
君のことがわからない
あたりまえのことに安心する

真実だけを知ろうとすることは
過去と未来を往来すること
意味がないのだ

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