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働くとは、地蔵に帽子を被せてあげること





新卒で入社した会社の酔った30代の先輩「これから働くのは不安やろ?」



私「不安より、楽しみの方が強いですね(若い頃は特に痛い奴)」



会社の酔った30代の先輩「おお!そうか若いっていいねー、俺も昔はそうやった。」



私「そんなタイプに見えないですけどねえ」



会社の酔った30代の先輩「若いうちは無茶苦茶言っても、上の人達はある程度可能性としてみてあげなあかんからな、いいと思う!」



私「先輩は仕事しんどいんですか?」



酔った先輩「しんどいんじゃない。ただ人生において、働く意味が大きくなってきて忙しくなってきた。」



私「ご結婚もされましたもんね」



酔った先輩「愛するひと達を真っ当に愛してあげる一番の方法が働くってことやからな。」



私「えっ!?なんか今めっちゃかっこいいこと言いました?」



酔った先輩「聞き流せ!酔ってるから!メモするな!メモをするな!」



酔った先輩「訂正するぞ!働くとはお地蔵さんに帽子を被せてあげること、これや!」



私「どういうことですか?照れ隠しやめてくださいよ」



酔った先輩「いや、これは昔おじいちゃんが言ってた。でも理由は覚えてない。そして今考えてもわからない。」



私「愛するひと達を真っ当に愛してあげる一番の方法が働くってこと、の方がカッコいいと思いますよ、先輩!」



酔った先輩「メモするな言ったやろ!!!!」







今この歳になってからは、

「働くとは地蔵に帽子を被せてあげること」の方がしっくりくる自分がいる。






意味はまだ、わからない。

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