Sanrio puroland 30th Anniversary

2020年12月7日
サンリオピューロランドは30周年を迎えた。

私が小さい頃サンリオピューロランドに行った記憶は
なんとなく覚えている。
隣に住んでいた幼なじみと一緒に行ったような気がする…。ぐらいで
正直しっかりとは覚えていない。

そこからずっとサンリオが好きだったかと言われるとそうではないし
今でもなぜあんなにサンリオ好きになったのか謎な部分はある。

いつからか

高校を卒業した頃だろうか。
男ウケを狙い始めた私は、リズリサなどピンク系統の洋服を
よく着るようになっていた(黒歴史)
そして気がつくとマイメロが可愛いと思い、持ち物がサンリオグッズで
溢れ始めていた。

そこでサンリオ好きとしていかなければ。と思ったのが
サンリオピューロランド。
当時付き合っていた彼氏を無理やり連れて行き
「あ〜こんな感じだったんだ〜」と館内を見て回った。
パレードも一つの木を拠点に、周りをキャラクターやダンサーが囲む、
観客も一緒になって踊れるものだった。

翌年、自分の将来について考えたとき、
フリーターである自分に危機感を感じ、
このままフリーターでいいのか、もしこのまま続けて
社員になるという道も…と考えたとき
私はすぐに就職をしようと行動を始めた。

だが実際は大学も出ておらずやりたいと思うこともなく
なんの職につくか、かなり悩んでいた。
そんなとき、ふと自分の持ち物に目を向ける。
「あ!マイメロ好きだからサンリオは??」
そんな軽い気持ちでHPを開き、SHOPの契約社員の募集を見つけ
すぐさま応募、面接の日程も決まり、
「受かったら3月にやめまーす!」と店長に言い放った。
結果は合格。ほんの1ヶ月程度で私はサンリオへの入社を決めた。

サンリオに入社〜キャラオタに

サンリオに入社して、しばらくしてから
再度ピューロランドに行く機会があった。
以前行った時よりも、今度はキャラクターとのグリーティングをメインに
館内を周り、気がつくとその魅力にどっぷりとハマっていた。

何よりファンサービスがすごい。
ちゃんとこちらが話す内容にうんうんとリアクションをとってくれたり
キャラが複数いた場合の絡み合いがもうなんとも言えないぐらい可愛い。
(一番可愛いのはポチャッコとペックルだと個人的に思う。
この二人は最強すぎる。遊びの天才。むしろ二人が遊びすぎて
グリーティングが全く進まない。スタッフさんによく怒られているほど)

私は俗にいうキャラクターオタク、通称キャラオタになっていた。
ぬいぐるみを持ってキャラクターに会いに行き、
お話をして一緒に写真を撮る。そしてついにはチェキカメラを買って
キャラクター単体の写真を集めたりもしていた。

ダンサーへの興味

だが、やはりピューロランドにせっかく来ているのだからと
パレードは毎回欠かさず見ていた。
また、当時フェアリーランドシアターで上映されていた
「マイメロディと星の花の伝説」というショーが大好きだった。


※現在は終演しております。

画像1

ショーの内容は、妖精の国で行われるフラワーフェスティバルでは
百年に一度しか咲かない神秘の花が咲く。そんな花の中から現れたのは花の妖精フローラ。
そんなフローラにと恋に落ちる永遠の命をもつ水の妖精アーサー。
二人は楽しい時間を過ごしていたが、フローラは花が咲いている3日間しか生きられない。
そんなフローラのためにアーサーは森の掟を破ってまで、永遠の命を手に入れられるという
星の滴を取りに行く。
しかし、掟を破ろうとするアーサーを女王は許さず…
(DVDやYouTubeに動画も上がっているので気になる人は調べてみてね)

このショーの魅力と言ったらなんと言っても出演しているダンサーさんの生歌。
歌もすごいし演技もすごい。そして踊りもできる。
そんなフローラ役を演じていた一人のダンサーさんがとても好きだった。

そのダンサーさんをパレードで見かけ、フローラの人だ!と
気がつくと目で追うようになっていた。

当時お休みが月に8日あるうちの4〜5日をピューロランドで過ごすようになっていた
私は、徐々にパレードを前の方で見たい。と、始まる1時間前から並んでみたり
次第にどの場面でこの人がこのポジションに来る。
というのを覚え始めていた。
ただ、もちろん毎回同じメンバーではない。期待してその場所にいても
違う衣装で別の場所で踊っていたり、お姉さんの姿が見えない日もあった。

やがてそのお姉さんはピューロランドを卒業してしまった。

新たな推し


その頃同時期にハマっていたのがディスカバリーシアターで上演されていた
「レディジュエルペットの魔法のミュージカル ~誕生!リトルレディジュエル~」という
ジュエルペットのショーだった。

画像2


正直子供向け感満載で、歌も前述したショートとは違い、口パク。
セリフはあるものの、時間潰しに見ることが多かった。

あらすじとしては、主人公のももなとルビーが学園内を散歩していると
謎の空間を見つける。(ここまではアニメ映像)
その空間に手を入れると吸い込まれてしまい、実写のももなとルビーが現れる。
2人はそこがピューロランドだと知り、探検を始める。
しばらくしてリリアンとルーアも二人を探している最中に同じように
ピューロランドに迷い込んでしまう。無事に合流し、いざ帰ろうとするも
空間は閉ざされてしまっていて、戻ることができなくなってしまう…

ショー中に、1人1台ずつ端末が配布され、それを振ることでゲームに参加できる
参加型のショーだった。

そのももなという主人公を演じていた一人のダンサーさんが
すごく表情が豊かで、キラキラしていて、私はすっかり虜になっていた。

ピューロランドのいいところは、ダンサーさんの情報がHPに記載されているところで
どのショーで何役で出ているとか、プロフィールとかが書いてあるので
ダンサーさんの名前等がすぐわかるようになっている。
(※某大手テーマパークではそうはいかない。まず名前を調べるところからが大変なのと
ショーの数が比でないので、かなり大変なんだそうだ)

私はそのダンサーさんにみるみる引き込まれ、しばらく経ってから
お手紙を書いてみることにした。
一応自分の住所を書いたお手紙はインフォメーションに預けることができ
一度スタッフが確認したのち、本人に渡されるそうだ。

ある日自宅に帰ると、1通の手紙が自分宛に届いていた。
差出人を見ると、好きなダンサーさんの名前。
「え!?!?!」と驚き、中身を見ると、ものすごく綺麗な字で
お手紙ありがとう。とお返事をくださっていた。
この出来事が本当に嬉しくて、私は沼にハマっていくのである…。

ダンオタの沼

そこからはもう早かった。
ピューロ内でTwitterをきっかけにお友達ができ、
シフトというものを教えてもらってからは
その日のどのポジションに推しが出てくるかを把握し、
パレードの2時間前から並んで、最前で推しをカメラに収め、
最後にハイタッチをしてもらう。
さらにはピューロランドが開催するダンサーのイベントに行って
推しと直接話したり、Twitterから外部公演があることを知り、足を運んだり。
今はもう卒業してしまっているのだが、本当に推しが大好きだった。

そんな中で、やはり一番思い出に残っているのはパレード。
私は通っている中でメインのパレードを2つ見てきた。
1つは通い始めから上演されていた「OMOIYARI TO YOU」

画像3


マイメロディとキキララの40thをお祝いするアニバーサリーパレードで、
主役はマイメロディとキキララ。
キャラクターが集まり、みんなでお祝いをする。
普段はライバルと言っていたクロミちゃんもお祝いをしようとお花のプレゼントを用意するが
クロミちゃんが取り出したのは種。
「お花屋さんで一番綺麗なお花をくださいって言ったの。
そしたら、一番綺麗な花はこれだよって…」←これ泣きそうになりながらクロミちゃんがいうのよ…
その種をみんなで咲かせようと、観客も一体になって、花を咲かせようと願いを込める。
そんな内容になっている。

このパレードの中で、私の推しはメロディガール(通称メロガ)と、
ブルースターの役をしていた。
このブルーのコスチュームが大好きで、しかも一番最初にカメラに目線をくれたのが
この役の時だった。

そしてもう一つのパレードが5年前に始まった25周年を記念した
「Miracle Gift Parade」(通称ミラギフ)

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アートディレクターに増田セバスチャン、楽曲をヒャダインが手掛け、
声優に濱田めぐみ、水樹奈々、はいだしょうこも参加している。
今までのパステル調から一転、ポップでkawaii衣装がみどころ。
内容は、「かわいい」「なかよく」「おもいやり」の3つを届けにピューロビレッジに集まる
キャラクターとピューロフェアリーズ。
お祝いのダンスを踊って盛り上がっているところに不穏な空気が立ち込め、
闇の女王三姉妹が現れ、光など必要ない!と知恵の樹の光を奪ってしまう。
闇の女王を倒そう!というダニエルに対し、キティは
「倒すなんてやめて!誰だって辛いこともある。光を見たくない時も。
思い出して。みんな。いちごの王様は教えてくれたわ。やさしさとおもいやりの心があれば
どんな時も 誰とでもなかよく助け合って生きていけるって…心はみんな一緒なの!私たちも女王も…」
そしてみんなのおもいやりとやさしさをミラクルハートライトにのせて、女王に届けようとする。
(まじで感動するんですこれ。書きながら思い出して泣きそう)

このパレードに関してはまじで何回見ても泣く。
このキティさんの言葉。胸に来る。

推しの成長

そして、私はこのパレードを通じて推しの成長も見てきた。
最初はクローバー、苺(闇の手下に変身)フェアリー前ポジ、闇の女王フェアリー前ポジ
という役だった。
それが徐々に役と場所が変わっていくのだ。
このパレードでは闇の女王が三姉妹として出てきて、
メインのスクリーン前が長女、メルヘンシアターステージ前が次女、そして
フェアリーランドシアター前が三女となっている。
当初は三女のポジションだった。
それが、女王がいつの間にか長女ポジになったり、苺の役から
メインマイクのハーツと呼ばれる役になったり。いわゆる出世のようなものだ。
メインマイクになった時は本当に嬉しかった。
また、ピューロは年に数回ダンサー出演のイベントを行ってくれており、
卒業コンサートや撮影会など、最初は出演すらなかったものの、
出演するようになり、さらにはメインの司会まで務めるようになっていた。
最初の司会のマイクは、卒業コンサートだったのだが(推しは卒業しない)
マイクが嬉しすぎて、上演後の写真を撮れる時間に、推しの元へ行き、
「司会すごいよ〜〜〜!!!(泣)」とめちゃくちゃ嬉し泣きをして
「どうしたの?!私は卒業しないぞ!!」と推しを困らせたこともある。

また、ピューロにも四季の限定パレードが存在する。
春はイースター、夏はお祭り、秋はハロウィン、冬はクリスマス。
この四季のパレードも、ダンサー全員が出れるわけではない。
役も1つのパレードにつき、1つだった。
でも推しの役は何がきても可愛い。特に夏まつりパレードでは
最後にみんなで知恵の樹を囲んで1周参加型のパレードをするため
推しのすぐそばまでいけるというなんともオタクにとっては歓喜なパレードだった。
この四季のパレードもメインマイクは男性女性1人ずつなのだが、
私の推しは気がつくとメインマイクになっていて、
これまた嬉しかったことを覚えている。

そんなピューロランドにも推しの卒業、自身の転職と共に
自然と足を運ばなくなってしまった。
毎年行っていた無料開放日でさえも、今年は抽選で当たったにも関わらず
仕事で行くことができなかった。

30th Anniversary

そんなサンリオピューロランドが、昨日30周年を記念して
約2時間の配信を行っていた。

https://youtu.be/VdS8qTXH91Q


深夜寝れなかった私はその配信アーカイブを見ていたのだが
過去のパレード映像や、現在期間限定で閉園後に行われている
30th Anniversary Parade 「Hello, New World ~虹を、つなごう~」の
一部が放送されていた。
「Hello, New World ~虹を、つなごう~」では歴代のパレードの衣装やダンスが
楽しめると聞き、興味が湧いた。

しかし、12月分の前売り券は全て完売しているとのこと。
今回のパレードは有料制で、座席もS席、A席とランク毎に値段も異なる。
1月11日までの期間限定ということもあり、貴重なパレードに間違いない。
1月分のチケットは今後発売されるとのことなので
ぜひあの空間に足を運びたいと思う。

いつ行ってもワクワクし、可愛いを味わせてくれる、
そんなサンリオピューロランドは
私にとって、大切な場所だ。

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